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私の植物観察日記

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バイカオウレン (キンポウゲ科)

バイカオウレン(キンポウゲ科オウレン属)は本州の東北地方南部から中国地方西部の山地から亜高山帯にかけて林の下に生える多年草。近畿以西では低山地に生え、早春に開花する。中部以北では、亜高山帯の針葉樹林体に多く開花は初夏になる。
花の形がウメの花に似ていることからこの名前が付けられたようです。
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ここでは渓流沿いの苔むした倒木の上に咲いていました。
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Coptis quinquefolia Miq.
平成29年3月 京都府
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# by mst-ky | 2017-03-22 22:49 | 山地の植物

サンインネコノメ (ユキノシタ科)

サンインネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)はホクリクネコノメの品種で、母種は萼裂片が黄緑色になるのに対し、サンインネコノメは萼裂片が淡褐色になります。
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沢沿いの薄暗い場所で咲いていました。
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Chrysosplenium fauriei Franch. f. ferruginiflorum Wakab. et H.Ohba
平成29年3月 京都府
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# by mst-ky | 2017-03-22 22:27 | 山地の植物

カビゴケ (クサリゴケ科)

カビゴケ(クサリゴケ科カビゴケ属)は福島県以南の本州~沖縄までのおもに太平洋側に分布し、常緑樹の葉に着生する苔類です。ここでは薄暗い湿り気のある渓谷沿いに生えるツバキの葉に着生していました。
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葉に着生した感じがカビの様に見えることと、独特の臭いがあることからこの名前が付いたようです。
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これは実物の40倍の大きさでです。
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Leptolejeunea elliptica (Lehm. & Lindenb. ) Schiffn.
平成29年3月 京都府
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# by mst-ky | 2017-03-22 18:35 | 山地の植物

キヌフラスコモ (シャジクモ科)

山間部の水のきれいなため池の底に黒っぽい大きな塊がいくつもあるのを見つけました。
ひょっとしたらシャジクモの仲間では?と思ったのですが今までにこれほど大きな群落は見たことがありません。さっそく採集してその場で観察してみると今まで見たシャジクモ科の仲間と比べて非常に繊細であるため他の藻類だと思ったのですが、細部を詳しく調べると分枝して枝が出ており間違いなくシャジモの仲間であると確認しました。
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帰宅後細部を観察し、図鑑などで調べてみるといくつかの特徴などからキヌフラスコモらしいことが判明しました。キヌフラスコモは池の底全体を覆うほど繁殖することがよくあると書かれている文献もあり、この点でもキヌフラスコモと特徴が一致します。
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全体の姿です。シャジクモの仲間は水を浄化する作用がある為か、この池に生育しているものは全体が水垢で覆われていました。何度も何度も水道水で洗い流してやっと全体の姿が判るようになりました。
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最終枝は2細胞で終端細胞は短縮しています。
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いくつかの最終枝の細胞数を確認していると、この様に3細胞あるものもありました。
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全体が水垢で覆われているため卵胞子もいくつかが脱落せずに残っていました。この卵胞子のらせん縁は5本です
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卵胞子の表面には非常に細かく規則的な顆粒状の模様があります。
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Nitella gracilens Morioka
平成29年3月 京都府
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# by mst-ky | 2017-03-06 21:33 | ため池・湖沼の植物

ハデフラスコモ (シャジクモ科)

ハデフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)はおもに水のきれいなため池にに生育する藻類で、ここでは山間部のため池に生育していました。
このハデフラスコモも京都府RDB2015には掲載されておらず、府内では初めての記録かも知れません。
フトヒルムシロの下に見えるデコボコしたものすべてが寒天質に覆われたハデフラスコモの群生です。
環境省RDBでは絶滅危惧Ⅰ類(CR+EB)とされています。
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全体の姿です。
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小枝全体は寒天質に覆われていて周囲のゴミの様に見えるものは寒天質に入り込んでいる緑藻の仲間です。
ハデフラスコモは枝の分枝している部分が第一分射枝と比べて極端に細いことも特徴のひとつのようです。
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最終枝は1~3細胞からなります。この枝の最終枝は2細胞です。
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終端細胞は短縮せずソーセージ状です。(周囲に見えるものは緑藻の仲間)
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Nitella pulchella Allen 
平成29年2月 京都府
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# by mst-ky | 2017-02-28 19:50 | ため池・湖沼の植物

フラスコモダマシ (シャジクモ科)

フラスコモの仲間は光合成で酸素を発生させる生物の中から、種子植物・シダ植物・コケ植物を除いた残りの生物である藻類でシャジクモ科に属します。シャジクモの仲間はおもに湖などで水生植物が生育する場所より深い場所にシャジクモ帯を形成したり、池底をおおったりして透明な水を維持するために重要な働きをしているそうです。
山間部の湧水のある小さなため池にフラスコモの仲間が生育しているのを見つけました。フラスコモの仲間は種類が多く、そして細かく分類されているため同定がやっかいですが、図鑑の絵合わせや特徴を詳しく調べていくとフラスコモダマシN.imahoriiに突き当たりました。
京都府RDB2015の車軸藻類には過去に府内で記録された種がすべて載せられているのですが、フラスコモダマシは掲載がなくひょっとしたら初めての確認かも知れません。また環境省RDBでは絶滅危惧Ⅰ類(CR+EB)とされていました。
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全体の姿です。
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第二分射枝は2~4本あり、そのうち1本が他のものより長いようです。
これは図鑑に書かれているフラスコモダマシの特徴と一致します。
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最終枝の細胞の数は4つで図鑑を見るとフラスコモの仲間では最終枝の細胞の数が4つあるものはフラスコモダマシ以外はないようです。
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終端細胞短縮していて形は円錐状です。終端細胞の形も種を特定する重要な要素のひとつのようです。
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造卵器(雌器)の形です。
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こちらは造精器(雄器)です。フラスコモの仲間は冬になると雄器や雌器は脱落して見ることは出来ませんがフラスコモダマシのみは冬になると見ることができるようです。(盛期は12月~1月)
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Nitella imahorii R・D・Wood
平成29年2月 京都府
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# by mst-ky | 2017-02-19 08:30 | ため池・湖沼の植物

イトゴケ (ハイヒモゴケ科)

イトゴケ(ハイヒモゴケ科イトゴケ属)は茎は糸状で、おもに空中湿度の高い渓谷の樹幹などに垂れ下がって生育しています。同じように樹幹に垂れ下がって生育するキヨスミイトゴケ B.flagellifera とよく似ていますが区別点は、キヨスミイトゴケは葉身細胞にパピラ(乳頭状突起)を1個しか付けないのに対し、イトゴケは1列に2-4個付けることです。
京都府RDB2015では絶滅寸前種とされており、京都府内の自生地は2ヶ所しかないと書かれているように府内ではあまり見かけることはないようです。
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二次茎からは胞子(蒴果)を出しています。
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葉の様子。
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このように葉身細胞の中には1列に並んだ複数のパピラ(乳頭状突起)が確認出来るので、イトゴケで間違いないようです。
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Barbella pendula (sull.) M.Fleisch.
平成28年12月 京都府
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# by mst-ky | 2016-12-25 19:03 | 山地の植物

ワカサハマギク (キク科)

ワカサハマギク(キク科キク属)はリュウノウギク C.makinoi の4倍体と言われ、福井県から鳥取県の海岸線沿いに咲くものに命名されましたが、後に伊吹山系や鈴鹿山系などの内陸部にも分布していることがわかりました。基本的にはリュウノウギクと変わりないのですが、リュウノウギクと比べて花が大きいことと、一株に数多くの花を咲かすことが違いのようです。
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このようにリュウノウギクと比べて1株から数多くの花を咲かせます。
このワカサハマギクは京都府内では内陸部では見られず、海岸にほど近い場所でしか見ることは出来ません。
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総苞です。
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葉の形です。
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Chrysanthemum wakasaense Shimot. ex Kitam.
平成28年11月 京都府
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# by mst-ky | 2016-11-21 14:43 | 浜辺の植物

キクタニギク (キク科)

キクタニギク(キク科キク属)は東北南部から北関東、近畿地方、九州北部と隔離的に分布します。名前の由来は京都・東山の菊渓川に由来し、かつては和歌にも詠まれた野菊です。この菊渓では現在はシイなどの常緑広葉樹が増えて日当たりが悪くなり、キクタニギクは見ることが出来なくなったそうです。
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日当たりの良い乾いた崖や土手などを好み、このように黄金色の花を咲かせます。
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総苞です。花は小さく直径2~2.5cmほどの大きさしかありません。
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Chrysanthemum seticuspe (Maxim.) Hand.-Mazz.
平成28年11月 京都府
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# by mst-ky | 2016-11-11 23:05 | 浜辺の植物

イチョウウキゴケ (ウキゴケ科)

イチョウウキゴケ(ウキゴケ科ウキゴケ属)はおもに全国の水田や休耕田の水面に群生して浮遊生活する小型の1年草のコケ類ですが農薬などに弱く各地のレッドデータに指定されているようです。
ここでは半分湿地のような稲刈り後の水の溜まった水田に生育していました。
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イチョウウキゴケの名前の由来は、葉状体の外形がイチョウの葉に似ている浮水性のコケという意味です。
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これはハタケゴケ R.glauca に似ていますが、イチョウウキゴケの地上タイプです。葉状帯中央の溝が明瞭であることがハタケゴケとの違いです。
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Ricciocarpus natans (L.) Corda
平成28年11月 京都府
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# by mst-ky | 2016-11-09 22:56 | 湿地・川沿いの植物

サンインヒキオコシ (シソ科)

サンインヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)はミヤマヒキオコシの変種で、おもに北陸地方の西部から山陰地方・九州北部の日本海側に分布し、夏緑広葉樹林の林床や林縁などに群生して生育します。
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花の形はは アキチョウジ Isodon longitubus によく似ていますが、花色はアキチョウジと比べて鮮やかです。
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Isodon shikokianus (Makino) H.Hara var. occidentalis Murata
平成28年10月 京都府
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# by mst-ky | 2016-10-27 21:04 | 山地の植物

オオイヌタデ (タデ科)

オオイヌタデ(タデ科イヌタデ属)は全国の荒れ地や河原などに生える一年草で茎はよく分枝して0.8~2mほどになり節がふくらみます。
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ここでは平野部の休耕田に群生していました。
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Persicaria lapathifolia (L.) Delarbre
平成28年10月 京都府
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# by mst-ky | 2016-10-16 21:21 | 湿地・川沿いの植物

イヌセンブリ (リンドウ科)

イヌセンブリ(リンドウ科センブリ属)は本州~九州の日当たりの良い湿地やため池の土手などに生える2年草です。類似種のセンブリS.japonica は全草に強い苦みがあり健胃薬として使われますが、イヌセンブリは苦みが弱く薬用には使われないそうです。
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花冠内部の毛は他の類似種と比べて多いようです。
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Swertia tosaensis Makino
平成28年10月 京都府
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# by mst-ky | 2016-10-16 20:54 | 野原・山麓の植物

タイワンヤマイ (カヤツリグサ科)

タイワンヤマイ(カヤツリグサ科ホタルイ属)は本州~九州の休耕田や湿地に生える多年草です。
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ここでは山間部の放棄水田に生えていました。
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Schoenoplectiella wallichii (Nees) Lye
平成28年10月 京都府
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# by mst-ky | 2016-10-16 20:34 | 湿地・川沿いの植物

ミズアオイ (ミズアオイ科)

ミズアオイ(ミズアオイ科ミズアオイ属)は北海道~九州の水田や沼地、池、河川の下流域などに生育する1年草の抽水植物ですが、農薬に弱く近年ではほとんど見ることが出来なくなりました。
ここでは水深の浅い農業用水路に群生していました。
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花色は青紫色の1日花で、直径2.5~3cmほど、花茎は葉よりも高く伸ばし数個の花を咲かせます。
雄しべの葯は6個あり、5個は黄色ですが残りひとつが青紫色なのも本種の特徴のひとつです。
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Monochoria korsakowii Regel et Maack
平成28年10月 滋賀県

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# by mst-ky | 2016-10-10 23:37 | 湿地・川沿いの植物

ヒメナエ (マチン科)

ヒメナエ(マチン科アイナエ属)は本州~沖縄の日当たりの良い湿地にまれに生える1年草で、草丈は5~10cmほどです。
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Mitrasacme indica Wight
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 21:59 | 湿地・川沿いの植物

オミナエシ (スイカズラ科)

オミナエシ(スイカズラ科オミナエシ属)は北海道~九州の日当たりの良い草地に生える多年草です。以前は普通に見ることが出来たそうですが、近年ではあまり見かけることが出来なくなりました。
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ここでは山間部のため池のそばの痩せ地に群生していました。
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Patrinia scabiosifolia Fisch. ex Trevir.
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 21:29 | 野原・山麓の植物

ミズトラノオ (シソ科)

ミズトラノオ(シソ科ミズトラノオ属)は本州~九州の湿地やため池に生える草丈30~50cmほどの多年草です。
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ここではため池の草地部分に群生していました。
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Pogostemon yatabeanus (Makino) Press
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 19:57 | ため池・湖沼の植物

サクラタデ (タデ科)

サクラタデ(タデ科イヌタデ属)は日当たりの良い湿地に生える雌雄異株の多年草で、総状花序は細長くやや密に桜色の花をつけます。
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地下に分枝出すためこのように群生することが多いようです。
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Persicaria odorata (Lour.) Soják subsp. conspicua (Nakai) Yonek.
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 18:21 | 湿地・川沿いの植物

ヤナギヌカボ (タデ科)

ヤナギヌカボ(タデ科イヌタデ属)は本州の湿地や水辺に生える草丈40~60cmくらいの1年草です。
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類似種のサイコクヌカボ var.nikaii は花は花序にまばらにしかつきませんが、ヤナギヌカボはこのように密につきます。
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ヤナギヌカボの葉裏はこのように数多くの腺点があるのも特徴のひとつです。
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Persicaria foliosa (H.Lindb.) Kitag. var. paludicola (Makino) H.Hara
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 18:20 | 湿地・川沿いの植物

ヌカボタデ (タデ科)

ヌカボタデ(タデ科イヌタデ属)は本州~九州にかけてのため池や湿地にまれに生える草丈20~40cmほどの1年草です。茎は細くて弱く、下部は地について節から根を出します。
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花は花序に密につかず、まばらにつきます。
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Persicaria taquetii (H.Lév.) Koidz.
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 18:06 | 湿地・川沿いの植物

スズメノコビエ (イネ科)

スズメノコビエ(イネ科スズメノヒエ属)は本州~沖縄の湿り気のある草地や荒地などに生育します。スズメノヒエ P.thunbergii に似ていますが、全体にやや小型で葉には毛がありません。
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花序はこのように互生します。
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Paspalum scrobiculatum L.
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 17:54 | 野原・山麓の植物

カガシラ (カヤツリグサ科)

カガシラ(カヤツリグサ科カガシラ属)は湿地にややまれに生える1年草で、草丈4~15cmほどで茎は鋭い3稜形で、やや多数の葉をつけ基部は少し分枝します。
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Diplacrum caricinum R.Br.
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 17:09 | 湿地・川沿いの植物

クロタマガヤツリ (カヤツリグサ科)

クロタマガヤツリ(カヤツリグサ科クロタマガヤツリ属)は池の砂地や湿地にまれに生える1年草で、植物全体に軟らかい毛があり、まばらに叢生します。
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花序は1~2個の分花序に、このように黒っぽい3~10個ほどの小穂を密につけます。
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Fuirena ciliaris (L.) Roxb.
平成28年10月 兵庫県
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# by mst-ky | 2016-10-05 16:36 | ため池・湖沼の植物

トチカガミ (トチカガミ科)

トチカガミ(トチカガミ科トチカガミ属)は本州~沖縄までの湖沼やため池に生える多年草です。葉は円形で基部は心形で水面に浮かびます。浮葉の中央部の裏面にはスポンジ状の気泡があり、これは本種独特の形態で他種との区別点になりますが、密生すると葉身は立ち上がり気泡はなくなります。
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ここでは漁港に大群生していました。
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漁船と淡水水草のトチカガミ!何か違和感を感じますが、日本最大の淡水湖である琵琶湖の漁港では、この時期に見られる普通の光景です。
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Hydrocharis dubia (Blume) Backer
平成28年9月 滋賀県
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# by mst-ky | 2016-09-24 22:37 | ため池・湖沼の植物

ミズネコノオ (シソ科)

ミズネコノオ(シソ科ミズトラノオ属)は本州・四国・九州の湿地にまれに生える1年草です。葉は4~6輪生し、花は茎頂に密生花穂を作り多数の花を付けます。
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葉はこのように4~6輪生します。
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ここでは稲刈り後の水田に群生していました。
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群生が延々と続いています。
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Pogostemon stellatus (Lour.) Kuntze
平成28年9月 滋賀県
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# by mst-ky | 2016-09-24 22:14 | 湿地・川沿いの植物

ミズキカシグサ (ミソハギ科)

ミズキカシグサ(ミソハギ科キカシグサ属は水田や湿地にまれに生える一年草で、葉は被針形で十字対生し柄はなく葉先は鋭頭、近縁種のキカシグサ R.indica の葉は倒卵形から楕円形で葉先は鈍頭なので区別はつきやすいようです。
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花は葉液に対で付け、果実は赤紫色の球形で2mmほどの大きさです。
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Rotala rosea (Poir.) C.D.K.Cook
平成28年9月 滋賀県
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# by mst-ky | 2016-09-23 22:33 | 浜辺の植物

ノダケ (セリ科)

ノダケ(セリ科シシウド属)は関東地方以西の本州・四国・九州の山野の林内や林縁に生える多年草で、葉柄の基部は袋状の鞘になるのも特徴のひとつです。
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花色は白色が多いセリ科では珍しい暗紫色の花色のため他種とは簡単に見分けが付きます。
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花はセリ科独特の散形花序を付け、花後の花序はこのように少し伸びるようです。
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Angelica decursiva (Miq.) Franch. et Sav.
平成28年9月 京都府
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# by mst-ky | 2016-09-23 22:16 | 野原・山麓の植物

オオトリゲモ (トチカガミ科)

オオトリゲモ(トチカガミ科イバラモ属)はおもにため池や湖沼などに生育する草丈20cmほどの沈水植物ですが、水深のある場所に生育するものは50cmほどの大きさになることもあるようです。草姿がトリゲモ N.minor によく似ているため各地で混同されていますが、雄花の葯室の数で両種を区別します。
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名前がオオトリゲモと付けられているため、トリゲモより大きく感じますが生育環境により大きさは異なり草姿では区別出来ません。
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種子の表面模様はトリゲモとほとんど違いは無く区別出来ないようです。
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雄花の葯室の仕切りが確認出来ます。しかし、花粉放出前は仕切りがなくなり確認出来なくなります。
雄花の大きさはトリゲモと比べるとかなり大きく、ルーペでも確認出来ます。
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これは花粉放出前の雄花の葯鞘を取り除いた葯ですが、この時点では葯室の仕切りが確認出来ません。
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雌花です。花柱は2裂しトリゲモと比べると同じですが、花柱の長さは少し短いように感じます。
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Najas  oguraensis  Miki
平成28年9月  兵庫県
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# by mst-ky | 2016-09-21 17:09 | ため池・湖沼の植物

ササバモ (ヒルムシロ科)

ササバモ(ヒルムシロ科ヒルムシロ属)は関東以西の本州の湖沼やため池及び河川の浅水中に生育する沈水性~浮葉性の植物ですが、生育環境による適応性は多様で水辺近くでは陸生形になることがあります。
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花穂は水上に出し花を咲かせます。
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水中の様子です。
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陸生形のようすで、葉には光沢があります。
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Potamogeton wrightii Morong
平成28年度9月 滋賀県 
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# by mst-ky | 2016-09-14 21:21 | ため池・湖沼の植物