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私の植物観察日記

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ミゾフラスコモ (シャジクモ科)

ミゾフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)はおもに水田や水路に生育することからこの名前が付けられたようです。ここでは放棄水田や水路に生育していました。
環境省RDB2017では絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)とされていますが、京都府RDB2015には掲載されておらず、京都府植物目録には掲載されています。府内では比較的見ることのできる藻類かもしれません。
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ここではコンクリート護岸の水路に生育していました。
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最終枝は常に2細胞です。
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雌器は常に単生で小枝の節に付きます。
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卵胞子のらせん縁は6本です。
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卵胞子膜の模様は網目状です。
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Nitella oligospira A. Braun
平成29年8月 京都府
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# by mst-ky | 2017-08-15 19:50 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

シャジクモ (シャジクモ科)

シャジクモ類は円柱形の茎の節部から小枝を放射状に輪生しているスギナ状の形態を持つ水中植物で、形態は維管束植物ににていますが藻類の仲間です。
この仲間はおもにため池や自然度の高い水田に生育していますが、生育環境が失われつつあるため環境省RDBではほとんどの種がⅠ類(EB+CR)の高いランクが付けられています。
そのなかでもシャジクモは水田等で比較的見ることが出来るため、環境省RDBでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)とされています。
ここでは湧水があり常に水が溜まっている状態の放棄水田で見かけました。
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シャジクモは主軸に皮層が無いのが特徴で、雄器・雌器は小枝の下部節に付きます。
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終端細胞は短縮しており1細胞です。
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上に付いているのが雌器で、下が雄器です。受精すると雌器は卵胞子になります。
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卵胞子は黒色です。
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Chara braunii Gmelin
平成29年8月 京都府
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# by mst-ky | 2017-08-15 07:05 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

クルマバナ(シソ科)

クルマバナ(シソ科トウバナ属)はやや湿り気味の山地の草原に生える多年草で、ここでは山間部の農道の草地に群生していました。
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花が輪生する事からこの名前が付けられたようです。
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Clinopodium chinense (Benth.) Kuntze subsp. grandiflorum (Maxim.) H.Hara
平成29年8月 京都府
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# by mst-ky | 2017-08-08 20:35 | 野原・山麓の植物 | Trackback

ミズオオバコ(トチカガミ科)

ミズオオバコ(トチカガミ科ミズオオバコ属)は水田、ため池、水路などに生育する一年草です。葉は根生で叢生しますが、形や大きさは生育環境で大きく変化します。
付近にはヒロハトリゲモ N.chinensis やそれにアゾラspが見られます。
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素掘りの水路に他の水生植物とともに生育していました。
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Ottelia alismoides (L.) Pers.
平成29年8月 京都府
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# by mst-ky | 2017-08-08 20:05 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

ノカンゾウ (ススキノキ科)

ノカンゾウ(ススキノキ科ワスレグサ属)は田の畦や、やや湿った野原などに生育します。おもに野原に生えることからこの名前が付けられたようです。また花色は変化が大きく、橙赤色から少し赤みが強いものまであるそうです。
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ここでは山間部の畑の畦に生えていました。
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Hemerocallis fulva L. var. disticha (Donn ex Ker Gawl.) M.Hotta
平成29年8月 京都府
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# by mst-ky | 2017-08-07 19:57 | 野原・山麓の植物 | Trackback

アギナシ (オモダカ科)

アギナシ(オモダカ科オモダカ属)は湖沼やため池、湿地や放棄水田等に生育する多年生の抽水~湿性植物です。類似種のオモダカ S.trifolia とよく似ていますが、オモダカが雑草的正確を持つのに対し、アギナシは自然度の高い環境にしか生育できません。
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花は雌雄別花で、図鑑には花序の下部に雌花、上部に雄花がが付くと書かれていますが、交互に付くのかも知れません。この花は雄花で、すぐ下には花が散った雌しべのみが見えます。
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 Sagittaria aginashi Makino
平成29年8月 京都府
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# by mst-ky | 2017-08-06 22:14 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

トモエソウ (オトギリソウ科)

トモエソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)は北海道~九州にかけて山地に生える多年草ですが、鹿害の影響で数が少なくなっているようです。
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花弁の形が巴状であることから、この名前が付いているようです。
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 Hypericum ascyron L
平成29年7月 京都府
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# by mst-ky | 2017-07-23 21:44 | 山地の植物 | Trackback

シロバナハマナデシコ (ナデシコ科)

シロバナハマナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)はハマナデシコの白花品種で、母種と同じように海岸に生えます。
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ここでも海岸に生えているのですが、ほとんどが白花で本来の赤色の花は2~3株ほどしかありませんでした。
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盛期は少し過ぎていましたが、まだまだ元気な花が多かったです。
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Dianthus japonicus Thunb. f. albiflorus Ohara ex Nakanishi
平成29年7月 京都府
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# by mst-ky | 2017-07-20 21:54 | 浜辺の植物 | Trackback

ハナゼキショウ  (チシマゼキショウ科)

ハナゼキショウ(チシマゼキショウ科チシマゼキショウ属)は山地の湿り気のある岩上に生える多年草で、穂状の白い小さな花を咲かせ花序は総状で6個の花被片があります。
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ここでは薄暗い湿り気のある岩場に群生していました。
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Tofieldia nuda Maxim.
平成29年7月 京都府
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# by mst-ky | 2017-07-20 21:26 | 山地の植物 | Trackback

フウラン (ラン科)

フウラン(ラン科フウラン属)は樹木などに着生する常緑の多年草で葉は厚くてかたい。江戸時代より栽培され、数多くの品種が作り出されていて富貴蘭とも呼ばれていました。
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Neofinetia  falcata  (Thunb.) Hu
平成29年7月 京都府 
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# by mst-ky | 2017-07-20 20:42 | 山地の植物 | Trackback

ヒツジグサ (スイレン科)

ヒツジグサ(スイレン科スイレン属)は腐植栄養または貧~中栄養の湖沼やため池、湿原の池塘などに生育する多年生の浮き葉植物です。
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未の刻(午後2時頃)より開花することから、この名前が付けられたようです。
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ここでは山間部の山池に咲いていました。
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Nymphaea tetragona Georgi
平成29年7月 京都府
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# by mst-ky | 2017-07-12 18:19 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

ヘラオモダカ (オモダカ科)

ヘラオモダカ(オモダカ科サジオモダカ属)は北海道~沖縄までの湖沼やため池、水田や水路の浅い水域に生育する抽水~湿性植物です。
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花は両性花で花弁は3枚、雄しべは6本、花色は白色です。
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Alisma canaliculatum A.Braun et C.D.Bouché
平成29年7月 京都府
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# by mst-ky | 2017-07-10 15:14 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

アスヒカズラ (ヒカゲノカズラ科)

アスヒカズラ(ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属)は常緑性のシダ植物で、北海道~中部地方以北の亜高山帯にやや稀に分布し、中部地方以西では近畿・中国・四国地方の数カ所に隔離的に分布します。
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ほふく茎は地中または地上を長く這い、まばらに分枝し、鱗片様の葉をまばらに付けます。
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直立茎の葉は扁平で、ヒノキ科のアスナロやヒノキの葉によく似ていることからこの和名が付いたようです。
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Lycopodium complanatum L.H
平成29年6月 滋賀県
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# by mst-ky | 2017-06-28 20:57 | 山地の植物 | Trackback

オグラコウホネ (スイレン科)

オグラコウホネ(スイレン科コウホネ属)はため池や河川、水路に生育する多年生の浮葉植物です。
名前の由来は京都府にあった巨椋池で最初に見つけられたことによります。
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花期は長く6月より10月頃まで咲きます。
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Nuphar oguraensis Miki
平成29年6月 京都府
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# by mst-ky | 2017-06-25 20:15 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

ヨウラクラン (ラン科)

ヨウラクラン(ラン科ヨウラクラン属)は樹幹や岩上に着生する着生ランで、北は宮城県金華山から南は沖縄県西表島までのおもに太平洋側に分布します。茎頂に長さ5~8cmほどの花序を付けますが、花は淡黄褐色で直径1mmの大きさしかありません。
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Oberonia japonica (Maxim.) Makino
平成29年6月 京都府
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# by mst-ky | 2017-06-23 21:17 | 山地の植物 | Trackback

ムギラン (ラン科)

ムギラン(ラン科マメヅタラン属)は常緑樹林の幹や岩上に着生する常緑の着生ランです。名前の由来はバルブ(偽球茎)が麦粒に似ていることからだそうです。
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花は淡黄緑色で半開き状の地味な花です。
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Bulbophyllum drymoglossum Maxim. ex Okubo
平成29年6月 京都府
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# by mst-ky | 2017-06-15 16:11 | Trackback

ハルザキエチゼンカンアオイ (ウマノスズクサ科)

ハルザキエチゼン(ウマノスズクサ科カンアオイ属)は福井県西部から滋賀県北部、京都府の日本海気候地帯にかけて生育する、エチゼンカンアオイA.nipponica var.echizen の春咲きタイプといわれ、福井、滋賀県にまたがる若越破砕帯と呼ばれる花崗岩質の深成岩地帯にのみ生育するといわれています。
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普通は3月から5月にかけて開花しますが、今年は雪が多かったためこの時期でも花が見られるようです。
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Asarum nipponica F.maek. var.vemalis F.Maek., nom.nud.
平成29年6月 福井県
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# by mst-ky | 2017-06-14 21:58 | 山地の植物 | Trackback

クマガイソウ (ラン科)

クマガイソウ(ラン科アツモリソウ属)は北海道~九州まで分布し、ふつう山地の樹林下に生育し、地下茎は長く横に這わす性質があるため群生します。
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ここではスギ林の中に生育しているのですが、年々スギが成長して林床まで日が差さなくなって行くにつれクマガイソウの開花株も少なくなってきました。ここでは小さな株が多いですが、これは若い株ではなく光合成があまり出来ないまま年を越し、葉を更新するたびに小さくなって衰えていく株のようです。
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Cypripedium japonicum Thunb.
平成29年5月 京都府
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# by mst-ky | 2017-05-18 20:48 | 山地の植物 | Trackback

キンラン (ラン科)

キンラン(ラン科キンラン属)は本州.四国、九州のおもに落葉樹林内に生育します。
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花色が黄金色であることからキンランという和名が付いたようです。
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一株だけでしたが、このように白っぽい花色の株がありました。これがシロバナキンラン f. albescens なのでしょうか。
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Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
平成29年5月 京都府
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# by mst-ky | 2017-05-18 19:49 | Trackback

オキナグサ (キンポウゲ科)

オキナグサ(キンポウゲ科オキナグサ属)は山野の日当たりの良い草地に生えます。以前はよく見られた植物のようですが、近年は山野の草刈りがされなくなったり盗掘などにより生育数は減ってきているようです。
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ふつう、ほとんどの植物の花は上を向いて咲くのですがオキナグサは下を向いて咲きます。
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Pulsatilla cernua (Thunb.) Berchtold et J.Presl
平成29年5月 兵庫県
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# by mst-ky | 2017-05-12 21:32 | 野原・山麓の植物 | Trackback

ホコバスミレ (スミレ科)

ホコバスミレ(スミレ科スミレ属)はスミレ V.mandshurica の標高の高い場所(700m以上)に生育するタイプでおもに草地高原や林縁に生育します。
これは白色のホコバスミレで、母種のスミレの花色で白色に紫条が入るものはシロガネスミレ f.hasegawae と呼ばれていることから、これはシロガネホコバスミレと呼んでも良いようです。
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花が白色で葉がホコバ型になる類似種にホソバシロスミレ V. patrinii var. angustifolia がありますが、ホソバシロスミレは花の喉部分が黄緑色を帯びシロガネホコバスミレとはこの部分で見分けることができます。
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シロガネホコバスミレの距です。距はある程度長く、距の短いホソバシロスミレとの違いが確認出来ます。
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こちらは花の地色が薄紫色であることからシロガネホコバスミレにはならず、ホコバスミレの色変わりとなります。
他にも薄紫色の濃淡の違いによる色々なバリエーションの花色がありました。
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薄紫色の地色の花の花粉です。正常な花粉ばかりなので交雑種ではなく色変わりのホコバスミレです。
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Viola mandshurica W.Becker var. ikedana (W.Becker ex Taken.) F.Maek.
平成29年5月 兵庫県
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# by mst-ky | 2017-05-12 20:33 | 山地の植物 | Trackback

ムラカミタチツボスミレ (スミレ科)

ムラカミタチツボスミレ(スミレ科スミレ属))はオオタチツボスミレとタチツボスミレ V.grypoceras の雑種で、新潟県村上市で最初に見つかったことからこの名前が付いたようです。両種が生育する地域では比較的よく見かける雑種です。
最初に見たときはオオタチツボスミレと思ったのですが、葉がタチツボスミレのようでもあり少しおかしいと感じ、細部を調べて見ました。
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隣にはタチツボスミレが咲いています。
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花はオオタチツボスミレのようですが...
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距の形はオオタチツボスミレに似ていますが、距の色は淡い青紫色になっておりこれは少し変です、オオタチツボスミレの距は必ず白色です。
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花の部分を持ち帰り花粉を調べて見ると正常な花粉は全くなく歪な形の異常なものばかりです。やはりタチツボスミレとの交雑種のムラカミタチツボスミレのようです。
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Viola grypoceras A.Gray. × Viola kusanoana Makino
平成29年5月 兵庫県
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# by mst-ky | 2017-05-09 20:41 | 山地の植物 | Trackback

スズキスミレ (スミレ科)

スズキスミレ(スミレ科スミレ属)はスミレ V.mandshurica とヒゴスミレ V.chaerophylloides var. sieboldiana の雑種で、鈴木吉五郎により園芸用に人工交配により作られたため両種の交雑種はこの名前で呼ばれているようです。ヒゴスミレとスミレの混生する場所では自然交雑種であるスズキスミレが比較的良く見られるようです。
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葉はスミレのように細長いですが、ヒゴスミレの影響を受けて裂けています。ヒゴスミレを片親とする雑種はこのような葉になることが多く比較的見つけやすいです。
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Viola x suzukii Hort. ex F.Maek. et T.Hashim., nom. nud.
平成29年5月 京都府
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# by mst-ky | 2017-05-04 21:05 | 山地の植物 | Trackback

オカオグルマ (キク科)

オカオグルマ(キク科オグルマ属)は日当たりの良い乾き気味の草地に生える多年草で、近年は草地開発や植生遷移の進行による生育地の減少や生育環境の悪化によりほとんど見られなくなりましたが、この場所は頻繁に行われる草刈りにより群落が維持されているようです。
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頭花は茎に散房状に4~9個付き、花は直径3~4cmです。
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このような群落が数カ所で見られました。
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オカオグルマはふつうポツリ、ポツリとしか生えず、この様に群落を形成することは非常に稀です。
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Tephroseris integrifolia (L.) Holub subsp. kirilowii (Turcz. ex DC.) B.Nord.
平成29年4月 京都府
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# by mst-ky | 2017-04-28 18:51 | 野原・山麓の植物 | Trackback

(仮称)トウカイスミレ (スミレ科)

(仮称)トウカイスミレ(スミレ科スミレ属)はヒメミヤマスミレV.sieboldi ssp.boissieuana の東海型とされていましたが、形態的にも明らかに別種であることから近年はトウカイスミレと呼ばれるようになったそうです。しかし、このトウカイスミレの名前も正式に発表されたものではなくあくまでも仮称です。
分布は神奈川県西部から四国の太平洋側の標高の高いブナ帯に分布し、近畿地方では奈良県中央部から和歌山県の標高1,000mを超えるような場所でしか見ることはできません。
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花は淡い淡紫色で、花弁の裏側の方が色が濃いようです。
この花は側弁有毛タイプですが、無毛タイプもあるようです。
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距は淡紫色で、花弁の裏側にはこのように紫条があります。
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Viola tokaiensis Sugim., nom. nud.
平成29年4月 奈良県
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# by mst-ky | 2017-04-23 21:09 | 山地の植物 | Trackback

ヒゴスミレ (スミレ科)

ヒゴスミレ(スミレ科スミレ属)は本州(秋田県以南)~九州の日当たりの良い草原や乾き気味の落葉樹林内に生育します。
ヒゴスミレはエイザンスミレ V.eizanensis と葉がよく似ていますが、エイザンスミレの葉は基部が3裂するのに対し、ヒゴスミレの葉は基部近くから5裂します。葉を広げると5角形になり裂片はさらに細かく切れこみ糸状になります。
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ここでは日当たりの良い落葉樹林の林床に生えていました。
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Viola chaerophylloides (Regel) W.Becker var. sieboldiana (Maxim.) Makino
平成29年4月 京都府
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# by mst-ky | 2017-04-21 22:39 | 山地の植物 | Trackback

タヌキラン (カヤツリグサ科)

タヌキラン(カヤツリグサ科スゲ属)はおもに北海道西南部~本州中部地方の山地の湿った斜面の岩地に生えます。小穂は3~6個つき、上の1~3個は雄性で被針形で下の2~4個は雌性で長柄があり下垂します。
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北方系の植物で近畿地方では非常に珍しく近畿地方RDBではAランクに指定されています。
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花穂の様子がタヌキの尾を思わせることから、この名が付いたようです。
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 Carex podogyna Franch. et Sav.
平成29年4月 京都府
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# by mst-ky | 2017-04-19 21:52 | 山地の植物 | Trackback

エイザンスミレ (スミレ科)

エイザンスミレ(スミレ科スミレ属)は本州~四国、九州のおもに太平洋側分布し、山地の林内に生えます。
比叡山で見いだされたため、この名前が付いていますが現在は比叡山ではほとんど見ることができないようです。京都府内でも生育地は限られており京都府RDB2015では「絶滅寸前種」とされているようです。
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この場所ではヒナスミレV.takedanaと一緒に生えていました。
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Viola eizanensis (Makino) Makino
平成29年4月 京都府
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# by mst-ky | 2017-04-16 21:18 | 山地の植物 | Trackback

トウゴクサバノオ (キンポウゲ科)

トウゴクサバノオ(キンポウゲ科シロカネソウ属)は本州(宮城県以南)~四国、九州にかけて山地のおもに沢ぞいに生えます。
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ここでは沢沿いに生育していました。花は晴れないと開花しません。
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花は直径6~8mmほどと小さく、淡黄色の花弁に見えるものは萼片で、花弁は黄色の軍配型で5個あります。
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Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W.T.Wang et P.K.Hsiao
平成29年4月 京都府
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# by mst-ky | 2017-04-16 17:25 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

キヨスミイトゴケ (ハイヒモゴケ科)

キヨスミイトゴケ(ハイヒモゴケ科イトゴケ属)は湿度の高い渓流沿いの岩や木に付いています。類似種にイトゴケ B.pendula がありますが、両種は外見上の区別は困難で、葉の細胞内のパピラ(乳頭状突起)の数で区別をつけるようです。
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ここでは渓谷沿いの灌木に垂れ下がって付いていました
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茎はヒモ状ですがこのように葉があります。(18倍)
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葉を100倍に拡大したものです。よく見ると細胞とパピラが確認できます。
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さらに葉を拡大(200倍)してみると細胞内にはパピラは1~2個しかなく、これはキヨスミイトゴケのようです。
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Barbella flagellifera (Card.) Nog.
平成29年4月 京都府
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# by mst-ky | 2017-04-15 21:44 | Trackback