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私の植物観察日記

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シナガワハギ (マメ科)

シナガワハギ(マメ科シナガワハギ属)はユーラシア原産で海岸の草地や河口付近の河川敷付近に生える1年または2年草です。江戸時代の末期には渡来していた記録があるそうで、現在では北海道~沖縄まで見られるそうです。
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葉は羽状3小葉で小葉は卵形または楕円形です。
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Melilotus officinalis (L.) Pall. subsp. suaveolens (Ledeb.) H.Ohashi
平成30年 大阪府
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# by mst-ky | 2018-11-07 22:18 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

ウラギク (キク科)

ウラギク(キク科シオン属)は北海道から四国、九州にかけて潮の影響を受ける汽水域の水辺に生える2年草ですが分布は隔離的で、東北、北陸、山陰地方は分布しません。
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ここでは河口付近でヨシ P.australis とともに生えていました。
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総苞は細長く、総苞片は長卵形です。
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花は淡紫色で、花後は環毛が急速に伸びタンポポの花後のような形になります。
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 Tripolium pannonicum (Jacq.) Schur
平成30年11月 大阪府
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# by mst-ky | 2018-11-01 21:56 | 浜辺の植物 | Trackback | Comments(0)

サキボソフラスコモ (シャジクモ科)

サキボソフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は本州~九州の水田や側溝等の水深の浅い場所に生育します。環境省RDB2014では絶滅危惧Ⅰ類(CR+EB)に指定されており、近年の調査では全国でも数ヶ所しか生育が確認出来なかったと記述があります。ここでは水田の素掘りの水路にシャジクモ C.braunii やフタマタフラスコモ N.furcata と一緒に生育していました。
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生殖器は輪生枝の各節に付き、雄器、雌器が各1個ずつ付いています。
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終端細胞は短縮せずほとんどが2細胞ですが、中にはこのように3細胞のものも見られます。真ん中の枝は先端にある終端細胞が欠落しています。
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終端細胞です、名前のサキボソはこの細い終端細胞から付けられたようです。
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雌器です、らせんは7本確認できます。
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主軸は400μmほどの太さです。1メモリは100μm。
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Nitella mucronata (Braun) Miq.
平成30年10月 京都府
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# by mst-ky | 2018-10-10 21:05 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

タヌキマメ (マメ科)

タヌキマメ(マメ科タヌキマメ属)は本州~九州の日当たりの良いやや湿った場所に生える1年草です。名前の由来は花や豆果の様子が焼物の狸の姿に似ていることからと言われています。
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 Crotalaria sessiliflora L.
平成30年10月 京都府
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# by mst-ky | 2018-10-10 20:17 | 野原・山麓の植物 | Trackback | Comments(0)

フタマタフラスコモ (シャジクモ科)

フタマタフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は本州、四国、九州などの水田や水路などに生育します。環境省RDBでは絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)に指定されていますが、水田や水路等では比較的目にすることの多い種類だと思います。ここでは山間部の放棄水田にシャジクモ C.braunii と一緒に生育していました。
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生殖器は各節に付き、雌器は複数付きます。また結実枝と不結実枝の分化は見られません。
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最終枝は2細胞からなり普通短縮していますが短縮しないものもあります、また終端細胞は細いトゲ状の円錐形で、この時期は脱落しているものが多いです。
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これは雌器です、上部の小冠と呼ばれる部分が他種よりも大きく、上列の細胞が下列より2~3倍長いのが本種の特徴のひとつで、これは類似種との区別点です。
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卵胞子は300μm色は栗色でらせん縁は浅く6本確認できます。
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卵胞子の表面模様は網目状ですが、焦点を少し変えると乳頭状~粒状模様にも見えます。
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Nitella furcata (Roxburgh ex Bruzelius)C.Agrardh
平成30年9月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-09-30 17:52 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

チョウジギク (キク科)

チョウジギク(キク科ウサギギク属)は氷河期の遺存植物といわれ、本州の日本海側と四国の深山の高原の湿地や渓流沿い、また日当たりの良い水が浸みだしているような斜面などに生育します。
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名前の由来は頭花の形が香料植物のチョウジの花に似ることによります。
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小花は両性の黄色の筒状花だけで舌状花はありません。また花柄には白く長い毛が密生します。
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Arnica mallotopus Makino
平成30年9月 京都府
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# by mst-ky | 2018-09-20 21:46 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ホッコクアザミ (キク科)

ホッコクアザミ(キク科アザミ属)はハクサンアザミの変種とされていますが、総苞片の列数がハクサンアザミより多いことから独立種とする見解もあるようです。生育地は北陸から近畿地方の日本海側の比較的標高の高い場所です。
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頭花の柄はハクサンアザミと比べて比較的短いようです。
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総苞片は反り返ります。
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上部の茎葉は切れ込みはなく、下部に基部トゲ状の鋸歯があり少し茎を抱きます。
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下部の茎葉で、葉の下部のみに粗い切れ込みがあります。
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Cirsium matsumurae Nakai var. dubium Kitam.
平成30年9月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-09-20 20:36 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ヤナギタンポポ (キク科)

ヤナギタンポポ(キク科コウゾリナ属)は北海道、本州中部以北、四国の標高が高く湿り気のある草地に生える多年草です。近畿地方では稀な植物で、現在確認されている生育地は1ヶ所のみです。
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名前にはタンポポがつきますが、タンポポ属ではなくコウゾリナ属です。
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茎葉は互生し、葉には少数の鋭い鋸歯があります。
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Hieracium umbellatum L.
平成30年9月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-09-19 20:44 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ミズアオイ (ミズアオイ科)

ミズアオイ(ミズアオイ科ミズアオイ属)は北海道~九州の水田や河川縁、湿地等に稀に生える一年草で、葉の形がカンアオイの葉に似ていることからこの名前が付けられたようです。
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ここでは田んぼの用水路に生育していました。
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Monochoria korsakowii Regel et Maack
平成30年9月 滋賀県
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# by mst-ky | 2018-09-15 14:32 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

ゴキヅル (ウリ科)

ゴキヅル(ウリ科コギヅル属)は水辺に生えるつる性の一年草です。ここでは水路脇のヨシに絡みついて生えていました。
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花は雌雄別花で、これは雄花です。この株は咲き始めたばかりですが、花序の上部に雄花が房状に付き基部に雌花が1個付きます。
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Actinostemma tenerum Griff.
平成30年9月 滋賀県
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# by mst-ky | 2018-09-14 22:06 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

ナガバノウナギツカミ (タデ科)

ナガバノウナギツカミ(タデ科タデ属)は休耕田や本州、四国、九州の池畔、河畔など湿地に稀に生える一年草です。
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総状花序は頭状で淡桃色の小花を密に付けます。
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葉は卵状被針形~被針形で基部は矢じり型からほこ形で、両面とも毛がなく、また托葉鞘は長く切形なのが本種の特徴のひとつです。
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Persicaria hastatosagittata (Makino) Nakai
平成30年9月 滋賀県
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# by mst-ky | 2018-09-14 19:03 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

アズマカモメヅル (キョウチクトウ科)

アズマカモメヅル(キョウチクトウ科カモメヅル属)はコバノカモメヅルの青花品の多年草で、本州(関東、中部、近畿)の日当たりの良い湿地等の湿り気の多い場所に生育します。
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つる性植物で、近くの背の高い草本に絡みついて生育します。
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Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum f. albiflorum (Franch. et Sav.) H.Ohashi 
平成30年9月 福井県
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# by mst-ky | 2018-09-13 22:04 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback(1) | Comments(0)

ヒメビシ (ヒシ科)

ヒメビシ(ヒシ科ヒシ属)は本州、四国、九州のため池や水路、湿地等に生育する一年草です。このヒメビシは全国的に減少しており、各都道府県のレッドデータブックでも絶滅度の高いランクに指定されているようです。
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ここでは干上がり気味の湿地に群生していました。
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Trapa incisa Siebold et Zucc.
平成30年9月 福井県
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# by mst-ky | 2018-09-13 21:54 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

ミズトラノオ (シソ科)

ミズトラノオ(シソ科ミズトラノオ属)は本州、四国、九州の湿地やため池畔の生育する多年草で、ほふく茎を地表に横走させ群生します。
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ここでは日当たりの良い湿地の端で群生していました。
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 Pogostemon yatabeanus (Makino) Press
平成30年9月 福井県
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# by mst-ky | 2018-09-13 20:48 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

チャボフラスコモ (シャジクモ科)

チャボフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は水田や水路に生育する藻類です。このチャボフラスコモは京都府植物目録2015には掲載がなく、今回初めて見つかったものと思われます。類似種にトガリフラスコモ var.subglomerata があり、藻姿は同じですが卵胞子膜の表面模様で両変種を区別します。
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終端細胞は1細胞でソーセージ状です。
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生殖器を付ける結実枝です、雄器が頂性で1個付きその下に雌器が1~4個付きます。
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主軸の太さは約800μm。1メモリ100μm
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卵胞子です。長さは約260μm、らせん縁は6本確認できます。1メモリ10μm
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卵胞子の表面模様は確認出来ません。図鑑には「平滑」と書かれており、この状態が平滑だと思います。
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Nitella acuminata Braun ex Wallman var.capitulifera(Allen)Imahori
平成30年9月 京都府
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# by mst-ky | 2018-09-12 07:39 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

ミルフラスコモ (シャジクモ科)

ミルフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は中部以西の本州、四国、九州の水田や水路等に生育します。京都府内ではこれまで埋土卵胞子からの発芽で出現した記録はありますが、採集された記録はなく、今回初めて生育が確認されたものと思われます。形態的にはシャジクモ C.braunii に非常に似ていますが、ルーペ等で詳しく観察すると小枝の先端部分が小さく分枝しておりフラスコモの仲間とわかります。ここでは山間部の放棄水田の水たまりに生育していました。
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小枝は2~3回分枝して、最終枝はほとんどが短縮した2細胞ですが稀に伸長したものもあるようです。
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生殖器を付ける結実枝と、付けない不結実枝は分化しており結実枝はこのように小枝の基部に付くことが多いです。この結実枝に付いている雌器の色はほとんどが褐色になっており、受精して卵胞子(種子)になっているようです。
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主軸の太さは約640μmです(1メモリ100μm)
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卵胞子の長さは280μm、らせん縁は7本あります。(1メモリ10μm)
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卵胞子の表面模様は網目模様です。
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Nitella axilliformis Imahori
平成30年9月 京都府
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# by mst-ky | 2018-09-09 22:45 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

キセワタ (シソ科)

キセワタ(シソ科メハジキ属)は草丈60~100cmほどで、山地の草地に生える多年草です。花色は白地に紅紫色かかっており、長さも25~30mmほどあり見栄えがあります。
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ここでは日当たりの良い山間部の草地に生えていました。
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この画像では判りづらいですが花冠の上に細かい白毛が密にあり、この白毛を綿に例えてこの名前が付けられているようです。
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 Leonurus macranthus Maxim.
平成30年9月 京都府
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# by mst-ky | 2018-09-04 08:40 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ヒメヒゴタイ (キク科)

ヒメヒゴタイ(キク科トウヒレン属)は日当たりの良い草原に生える越年草で、茎は直立し草丈50~150cmほどになります。ふつうヒメヒゴタイが開花するのは9月後半から10月にかけてですが、ここでは開花が早く8月にはすでに開花しているようです。
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こちらの株は咲き始めたばかりです。
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ここでは人が近寄りがたい海岸線の絶壁の草地部分に生育していました。
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Saussurea pulchella (Fisch. ex Hornem.) Fisch.
平成30年9月 京都府
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# by mst-ky | 2018-09-02 22:27 | 野原・山麓の植物 | Trackback | Comments(0)

ノラニンジン (セリ科)

ノラニンジン(セリ科ニンジン属)はヨーロッパ原産の多年草で、栽培されているニンジンが逃げ出して野生化したものといわれています。漢字表記では野良人参と書きます。
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ここでは山間部の道路際に生えていました。
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花は外側の花弁のものが大きい。
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 Daucus carota L. subsp. carota
平成30年8月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-08-27 14:00 | 野原・山麓の植物 | Trackback | Comments(0)

マガリフラスコモ (シャジクモ科)

山間部に位置する減水したため池の水際に、全体が水垢で覆われた小さなフラスコモらしきものが生えていました。このフラスコモの仲間は維管束植物ではなく藻類ですが、水質を浄化する作用があると言われています。
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藻全体の水垢をきれいに洗い落とすと緑色の藻体が現れてきました。藻丈は6cmほどで非常に小さく上部の若い枝は寒天質で覆われています。また枝は分枝しておりシャジクモ類ではなくフラスコモ類で間違いないようです。
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各枝(第2と第3分射枝)には雄器と雌器がひとつづつ付いています。
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左が雌器で右が雄器です。また雄器には短い柄が確認できます。すべてのフラスコモ類の雄器には柄があるのですが、ほとんどの種は非常に短くて、このようにはっきりと確認できる種は少なく、このことは種を特定する重要な要素となるようです。
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終端細胞はほとんどが短縮しない2細胞ですが、中にはこのように短縮したトゲ状の1細胞のもの混じります。トゲ状の1細胞を持つフラスコモ類は少なく、この特徴からも種がかなり絞り込まれます。
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主軸の幅はは290μmほどです。図鑑にはマガリフラスコモの主軸の数値は書かれていないのですが、変種であるハリバフラスコモ var.stricta の主軸は300μm以下と書かれており、マガリフラスコモの主軸もほぼ同じではないかと想像します。ふつうフラスコモ類の主軸の幅は500~800μm程度ですから、かなり細い主軸です。(1メモリ100μm)
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卵胞子の長さは260μm、らせん縁は7本確認できます。(1メモリ10μm)
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卵胞子の表面模様は粒状突起模様です。以上の特徴からこのフラスコモ類は図鑑に書かれているマガリフラスコモの特徴とほぼ一致します。兵庫県産淡水藻目録 2010にはマガリフラスコモの掲載はなく、これがマガリフラスコモで間違いなければ兵庫県では初めて生育が確認できたことになります。マガリフラスコモは愛媛県今治市で採集された個体をTYPE標本としているそうですが、現在では愛媛県では生育は確認できないそうです。
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Nitella crispa Imahori
平成30年8月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-08-24 22:49 | ため池・湖沼の植物 | Trackback(2) | Comments(0)

ヒシモドキ (オオバコ科)

ヒシモドキ(オオバコ科ヒシモドキ属)は湖沼や河川・水路などに生育する一年生の浮き葉植物です。花は開放花と閉鎖花があり、場所によっては開放花が見られず閉鎖花ばかりの所もあるようです。
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ここでは水深の浅い場所にクロモ H.verticillata やトリゲモ N.minor と一緒に生育していました。
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Trapella sinensis Oliv.
平成30年8月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-08-22 20:16 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

サワシロギク (キク科)

サワシロギク(キク科シオン属)は日当たりの良い貧栄養の酸性の湿地に生えます。頭花は直径2.7cmほどで、舌状花は咲き始めは白色ですが、しばらくたつとと紅紫色を帯びてきます。
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まだ咲き始めたばかりで、ここでは池渕にミズギボウシ H.longissima と一緒に生育していました。
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Aster rugulosus Maxim.
平成30年8月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-08-22 19:56 | 浜辺の植物 | Trackback | Comments(0)

ヒナノカンザシ (ヒメハギ科)

ヒナノカンザシ(ヒメハギ科ヒナノカンザシ属)は日当たりの良い湿地に生える小型で繊細な一年草です。ここのものは草丈は10~15cmほどで草の中に埋もれるように生育しており、よく見ないとわかりません。
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花は細長い穂状花序につき、淡紫紅色、長さ1~2mmで柄は無ありません。萼片は5個、披針形で、うち2個はやや大きく、 花弁は3個で下方の1個は側方の2個よりも長く、雄蕊筒と合着し、雄蕊は4個で花糸は合着します。
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名前の由来は、小さな果実をつけた果穂が小さなかんざしを思わせることによるそうです。
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 Salomonia ciliata (L.) DC.
平成30年8月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-08-12 17:00 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

サギソウ (ラン科)

サギソウ(ラン科ミズトンボ属)は山野の日当たりの良い湿地に生えます。名前の由来はシラサギが翼を広げたような形の花が咲くことによります。
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ここではため池の上流部が湿地になっている場所に生えていました。
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Pecteilis radiata (Thunb.) Raf.
平成30年8月 兵庫県
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# by mst-ky | 2018-08-12 16:28 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)

ノカンゾウ (ススキノキ科)

ノカンゾウ(ススキノ科ワスレナグサ属)は田の畦や溝のふちなど、やや湿った場所に生えます。良く似た植物でヤブカンゾウ H.fulva var.kwanso がありますが、ヤブカンゾウの花は八重咲きなのに対し、ノカンゾウは一重咲きです。また花期も1ヶ月ほど遅いです。
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花弁が少し赤みがかかっていることから別名はベニカンゾウだそうです。
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Hemerocallis fulva L. var. disticha (Donn ex Ker Gawl.) M.Hotta
平成30年8月 京都府 
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# by mst-ky | 2018-08-12 15:16 | 野原・山麓の植物 | Trackback | Comments(0)

カンガレイ (カヤツリグサ科)

カンガレイ(カヤツリグサ科ホタルイ属)は湖沼や水路などに生育する多年生の抽水~湿性植物です。
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花期は6~10月で、柄のない2~10数個の小穂が側生状に付きます。
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Schoenoplectiella triangulata (Roxb.) J.D.Jung et H.K.Choi
平成30年8月 京都府
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# by mst-ky | 2018-08-09 20:52 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

オオトリゲモ (トチカガミ科)

オオトリゲモ(トチカガミ科イバラモ属)は一年生の沈水植物で、湖沼やため池などに生育します。ここでは水深のある山間部のため池にクロモ H.verticillata やキヌフラスコモ N.gracilens と共に生育していますが、栄養状態が良いのか葉の大きさも他の類似種と比べて大きく、草丈も大きなもので70~80cmもありました。
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葉腋には成熟した雄花が付いていました。類似種のトリゲモ N.minor やヒロハトリゲモ(サガミトリゲモ )N.chinensis の雄花は成熟しても葉鞘の中に入っており、このように葉鞘から飛び出すことはありません。
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雄花の葯室は4室あり、成熟すると葯室の仕切りは判らなくなりますが、未熟な場合はこのように仕切りが見えます。
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これは雌花で柱頭は2裂しています。雄花の葯室が本種と同じように4室ある類似種にはヒロハトリゲモがありますが、ヒロハトリゲモの雌花の花柱は短くて柱頭は3~5裂し、本種とは雌花の形状でも区別できます。ちなみにオオトリゲモの花柱はほとんどが2裂で稀に3裂する場合もあります。
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Najas oguraensis Miki
平成30年8月 京都府
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# by mst-ky | 2018-08-01 22:54 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

タヌキモ (タヌキモ科)

タヌキモ(タヌキモ科タヌキモ属)は草体全体がタヌキの尾に似ていることからこの名前が付いたそうです。またタヌキモ科の植物はすべてが食虫植物で、葉で捕虫するムシトリスミレ属と、捕虫嚢が発達したタヌキモ属とがあります。
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タヌキモはオオタヌキモ U.macrorhiza とイヌタヌキモ U.australis の交雑種と言われ結実しません。
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ここではこのように大群生していました。
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Utricularia japonica Makino
平成30年7月 京都府
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# by mst-ky | 2018-07-26 19:38 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

ヒナノシャクジョウ (ヒナノシャクジョウ科)

ヒナノシャクジョウ(ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属)は本州の関東~屋久島までの薄暗い常緑樹林内に生えます。名前の由来は、小さくて僧侶が持つ錫杖に似ているからだそうです。
京都府内では過去に2ヶ所ほどで記録はあるようですが近年は見つかっておらず、久しぶりに生育が確認出来ました。
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草丈2cmほどで茎頂に白色筒状の長さ6~10mmほどの花を5~8個ほど付けます。花被片は6個で合着しています。また花は同時には咲かずひとつづつ咲くため、この時期に開花する植物としては花期は比較的長いようです。
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Burmannia championii Thwaites
平成30年7月 京都府
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# by mst-ky | 2018-07-25 19:08 | 山地の植物 | Trackback(12) | Comments(0)

ニッポンフラスコモ (シャジクモ科)

ニッポンフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は東アジアに分布し、国内では本州、四国、九州のおもにため池に生育しているそうです、また環境省RDB2017では「絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)」とされており、近い将来絶滅が危ぶまれる危険度の高い藻類のひとつのようです。ここでは山間部の日照が続くと干上がってしまう小さな湿地にわずかな個体が生育していました。
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最終枝はふつう2細胞ですが、時々3細胞もあり、ふつう短縮しているが伸長している事もあるようです。
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左が雌器、右が雄器で各節に普通1小筒つきますが、たまに雌器が双生する場合があるようです。
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ふつう卵胞子は黄褐色~褐色で、らせん縁は5~7本だそうです。この個体のらせん縁は6本確認できます。
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このように卵胞子膜の表面は粒状の突起があります。これは図鑑に書かれているニッポンフラスコモの特徴と一致します。
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Nitella japonica Allen
平成30年7月 京都府
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# by mst-ky | 2018-07-22 22:06 | ため池・湖沼の植物 | Trackback(10) | Comments(0)