人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アカフユノハナワラビ (ハナヤスリ科)

アカフユノハナワラビ(ハナヤスリ科ハナワラビ属)はフユノハナワラビの変種とされ日当たりの良い山地の林床に生えます、やや希な冬緑性のシダ植物で、葉(栄養葉)の色は最初は緑色ですが、胞子葉が胞子を散布後、葉(栄養葉)は赤く色づくそうです。
フユノハナワラビとアカハナワラビの中間的な性質を持っていることから両種の雑種の可能性もあるそうで、類似種のアカハナワラビは胞子散布後に胞子葉が枯れるのに対しアカフユノハナワラビはこのように枯れません。
アカフユノハナワラビ (ハナヤスリ科)_a0108105_2122140.jpg


葉(栄養葉)はあまり尖らずに丸味を帯びています。
アカフユノハナワラビ (ハナヤスリ科)_a0108105_207248.jpg

Botrychium ternatum (Thunb.) Sw. var. pseudoternatum (Sahashi) M.Kato
平成24年1月 京都府 


最初は葉が紅葉していることからアカハナワラビとしていましたが専門家のM先生にアカフフノハナワラビとご指摘を受け、特徴を見直し訂正致しました。
by mst-ky | 2012-01-17 21:07 | 山地の植物 | Trackback

野山で観察した植物の記録写真です。


by mst-ky
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31