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サンインシロカネソウ??(キンポウゲ科)

図鑑によるとサンインシロカネソウは、萼片は淡黄色で基部が赤紫色になることから別名ソコベニシロカネソウと呼ばれています。今回観察したこのシロカネソウ属の群落は萼の色がアズマシロカネソウとサンインシロカネソウの中間的な色合いをしています。図鑑ではサンインシロカネソウは、花後匐枝を出すとされていますのでそれまでの継続的な観察が必要なようです。
ただ葉の形はアズマシロカネソウと比べると小さく、サンインシロカネソウの特徴を表しているようです。

サンインシロカネソウ??(キンポウゲ科)_a0108105_2041595.jpg

花の大きさと比べると葉はアズマシロカネソウの葉よりも小さく感じるのですが...?
サンインシロカネソウ??(キンポウゲ科)_a0108105_20411967.jpg

このように一枚の萼はほとんどが赤紫色になっていますが、全部ではなく一部は淡黄色の部分もあります。
私はサンインシロカネソウでここまで萼が赤紫色になったものは見た事がありません。
サンインシロカネソウ??(キンポウゲ科)_a0108105_20413247.jpg

5月の下旬に再び訪れて見るとチシマネコノメソウとともに走出枝を伸ばしておりサンインシロカネソウで間違いないようです。
アズマシロカネソウは花後送出枝を伸ばしません。
サンインシロカネソウ??(キンポウゲ科)_a0108105_20591857.jpg

Dichocarpum nipponicum (Franch.) W.T.Wang et P.K.Hsiao var. sarmentosum (Ohwi) Tamura et K.Kosuge
平成24年4月  兵庫県
by mst-ky | 2012-04-18 20:57 | 山地の植物 | Trackback

野山で観察した植物の記録写真です。


by mst-ky
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