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タヌキマメ (マメ科)

タヌキマメ(マメ科タヌキマメ属)は萼が褐色の長毛におおわれている様子をタヌキに見立てたといわれるマメ科の一年草で、丘陵やため池の堰堤など湿り気のある日当りのよい草むらに生えます、草丈は20~30cmくらいで葉は日本のマメ科植物の中では珍しい1枚だけの小葉からなり、線形または披針形で、長さ4~11cmで先はとがります。7~9月に茎の先に花を穂のような総状花序に、2~20花つけ下から上に順次開花し結実していきます、花は青紫色の蝶形花で基部は萼におおわれ、萼は花後も生長して果実を覆います。
タヌキマメ (マメ科)_a0108105_9304944.jpg

一年草ということもあり生育環境の変化に弱く、管理放棄や開発などによって平地の草原や湿地が減少したたこともあり、滅多に見られない植物になりつつあるようです。京都府内でも現在確認されている生育地は僅かです。
タヌキマメ (マメ科)_a0108105_9314769.jpg

Crotalaria sessiliflora L.
平成25年9月 京都府
by mst-ky | 2013-09-20 09:32 | 野原・山麓の植物 | Trackback

野山で観察した植物の記録写真です。


by mst-ky
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