フモトスミレ
V.sieboldiの亜種で、主に関東から九州にかけて太平洋側の低山の照葉樹林帯の林床に生えますが、ここでは杉の巨木が多い場所に生えていました。近畿では珍しい種で、和歌山県南部から三重県南部の一部の地域に生育します。 ここのものはフモトスミレとの明確な違いは難しく、生育場所によっては鋸歯は粗いのですが葉裏が赤紫色のものも混じっていたり色々なタイプがありました。
距は短い。
葉先は尖り、鋸歯は粗い。 葉裏は僅かに紫色を帯びるものがほとんどですが、一部全面に赤紫色のものもありました。 Viola sieboldii Maxim. subsp.
boissieuana (Makino) F.Maek. et T.Hashim.
平成26年4月 和歌山県