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タンバアザミ (キク科)

タンバアザミ(キク科アザミ属)は比較的近年発表された種で、兵庫県北部~京都府北部にかけての日本海側の山地に分布します。草丈1~1.7mほどで2.0~2.5cmほどの小型の頭花を多数付け、花期は8月下旬~9月下旬。村田源先生が採集された標本が京都大学総合博物館へ収蔵されていたのを、アザミ類の研究家でもあり現在までに数多くの新種のアザミ類を発表されている国立科学博物館の門田博士が見つけられ、新種として発表されました。種小名の muratae は村田先生に敬意をはらわれて付けられたそうです。
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頭花は斜上し、総苞は筒状で総苞片の先端少し反ります。
タンバアザミ (キク科)_a0108105_20525385.jpg

茎葉の基部は茎を抱き、茎葉の形は長楕円形。
タンバアザミ (キク科)_a0108105_20531823.jpg

Cirsium muratae Kadota
平成29年9月 京都府
by mst-ky | 2017-09-06 20:53 | 山地の植物 | Trackback

野山で観察した植物の記録写真です。


by mst-ky
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