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私の植物観察日記

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カテゴリ:山地の植物( 400 )

エイザンスミレ (スミレ科)

エイザンスミレ(スミレ科スミレ属)は本来の生育場所は落葉広葉樹林下ですが、薄暗いスギ植林地等にも適応してよく見かけます。ここは標高が1,000m近い場所ですが、本来の生育地とされる落葉広葉樹林の下に生育していました。
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京都府と滋賀県にまたがる比叡山で最初に見つけられたため、この名前が付けられたようです。しかし、現在の比叡山では限られた場所でしか見ることが出来ません。
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ここのものは花時の葉がヒゴスミレ V.chaerophylloides var. sieboldiana のように細いですが、葉の基部はしっかりと3裂しています。
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Viola eizanensis (Makino) Makino
平成31年4月 奈良県
by mst-ky | 2019-04-21 20:33 | 山地の植物 | Trackback

シマカンギク (キク科)

シマカンギク(キク科キク属)は近畿から四国・九州の日当たりの良い山麓に生える多年草です。京都府内では生育地がほとんどなく京都府RDB2015では絶滅危惧種とされているようです。
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株数が少ないため、いつもは良い状態の花を見たことがなかったのですが、今回はちょうど咲き始めで花はきれいな状態でした。
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総苞です。総苞片は瓦状に並び、総苞外片は卵形または長楕円形です。茎の上部には毛が生えています。
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 Chrysanthemum indicum L.
平成30年11月 京都府
by mst-ky | 2018-11-24 16:21 | 山地の植物 | Trackback

チョウジギク (キク科)

チョウジギク(キク科ウサギギク属)は氷河期の遺存植物といわれ、本州の日本海側と四国の深山の高原の湿地や渓流沿い、また日当たりの良い水が浸みだしているような斜面などに生育します。
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名前の由来は頭花の形が香料植物のチョウジの花に似ることによります。
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小花は両性の黄色の筒状花だけで舌状花はありません。また花柄には白く長い毛が密生します。
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Arnica mallotopus Makino
平成30年9月 京都府
by mst-ky | 2018-09-20 21:46 | 山地の植物 | Trackback

ホッコクアザミ (キク科)

ホッコクアザミ(キク科アザミ属)はハクサンアザミの変種とされていますが、総苞片の列数がハクサンアザミより多いことから独立種とする見解もあるようです。生育地は北陸から近畿地方の日本海側の比較的標高の高い場所です。
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頭花の柄はハクサンアザミと比べて比較的短いようです。
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総苞片は反り返ります。
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上部の茎葉は切れ込みはなく、下部に基部トゲ状の鋸歯があり少し茎を抱きます。
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下部の茎葉で、葉の下部のみに粗い切れ込みがあります。
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Cirsium matsumurae Nakai var. dubium Kitam.
平成30年9月 兵庫県
by mst-ky | 2018-09-20 20:36 | 山地の植物 | Trackback

ヤナギタンポポ (キク科)

ヤナギタンポポ(キク科コウゾリナ属)は北海道、本州中部以北、四国の標高が高く湿り気のある草地に生える多年草です。近畿地方では稀な植物で、現在確認されている生育地は1ヶ所のみです。
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名前にはタンポポがつきますが、タンポポ属ではなくコウゾリナ属です。
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茎葉は互生し、葉には少数の鋭い鋸歯があります。
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Hieracium umbellatum L.
平成30年9月 兵庫県
by mst-ky | 2018-09-19 20:44 | 山地の植物 | Trackback

キセワタ (シソ科)

キセワタ(シソ科メハジキ属)は草丈60~100cmほどで、山地の草地に生える多年草です。花色は白地に紅紫色かかっており、長さも25~30mmほどあり見栄えがあります。
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ここでは日当たりの良い山間部の草地に生えていました。
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この画像では判りづらいですが花冠の上に細かい白毛が密にあり、この白毛を綿に例えてこの名前が付けられているようです。
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 Leonurus macranthus Maxim.
平成30年9月 京都府
by mst-ky | 2018-09-04 08:40 | 山地の植物 | Trackback

ヒナノシャクジョウ (ヒナノシャクジョウ科)

ヒナノシャクジョウ(ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属)は本州の関東~屋久島までの薄暗い常緑樹林内に生えます。名前の由来は、小さくて僧侶が持つ錫杖に似ているからだそうです。
京都府内では過去に2ヶ所ほどで記録はあるようですが近年は見つかっておらず、久しぶりに生育が確認出来ました。
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草丈2cmほどで茎頂に白色筒状の長さ6~10mmほどの花を5~8個ほど付けます。花被片は6個で合着しています。また花は同時には咲かずひとつづつ咲くため、この時期に開花する植物としては花期は比較的長いようです。
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Burmannia championii Thwaites
平成30年7月 京都府
by mst-ky | 2018-07-25 19:08 | 山地の植物 | Trackback(15)

オオルリソウ (ムラサキ科)

オオルリソウ(ムラサキ科オオルリソウ属)は山間部の草地に生える多年草で、類似種にオニルリソウ C.asperrimum があります。
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花序の先端部に次々と花を咲かせます。
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オオルリソウは開花が進むにつれ花序がV字形に広がっていきます。
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花は直径4mmほどで、花序や茎に短い斜めの圧毛があります。
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Cynoglossum furcatum Wall. var. villosulum (Nakai) Riedl
平成30年6月 三重県 
by mst-ky | 2018-06-27 19:23 | 山地の植物 | Trackback

ウチョウラン (ラン科)

ウチョウラン(ラン科ハクサンチドリ属)は山地の湿り気のある岸壁などに生える多年草です。本種は園芸栽培対象の植物で、現在でも多くの愛好家がおられるようです。また過去には栽培目的で乱獲されたため自生状態のものはほぼ壊滅し、自生の姿を見られることは希のようです。
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崖地に生育しているため正面からの撮影ができませんでした。
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Ponerorchis graminifolia Rchb.f.
平成30年6月 滋賀県
by mst-ky | 2018-06-24 22:14 | 山地の植物 | Trackback

セッコク (ラン科)

セッコク(ラン科セッコク属)は山地の樹上や岩上に着生する多年草です。ここではチャート質の岩上で花を咲かせていました。
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ちょうど満開で見頃です。
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Dendrobium moniliforme (L.) Sw.
平成30年6月 京都府
by mst-ky | 2018-06-07 20:50 | 山地の植物 | Trackback