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私の植物観察日記

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(仮称) スズカボタン(ユキノシタ科)

このホクリクネコノメによく似たネコノメソウ属の植物は、2004年にスズカボタンと名前が付けられ植物分類学会で報告されましたが、正式に学名を付けて発表されたものではなくこの名前は仮称になります。生育地は滋賀県と三重県の県境近辺の比較的狭い範囲の石灰岩地帯です。
見た感じはホクリクネコノメに良く似ており、萼裂片はほとんどが直立しますが、生育場所により斜開するものもあります。萼裂片の色は黄緑色と淡茶褐色の2つのタイプがあり、この点もホクリクネコノメによく似ています。葯の色は暗褐色そして裂開前の葯が萼裂片より飛び出す点はホクリクネコノメと同じですが葯が4個しかない点がホクリクネコノメとは異なり、本種の特徴のようです。この近辺では葯が8個あるホクリクネコノメは全くみかけず葯が4個の本種ばかりで、混生する事はないようです。また植物体もホクリクネコノメと比べるとかなり小さいのが特徴です。

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葯が裂開してもほとんどの萼裂片は直立していますが、生育地域により斜開するものもあります。
そして雄しべの葯は4個しかないのが特徴のひとつです。
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これは萼裂片が斜開しているタイプです。
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Chrysosplenium sp.
平成20年4月 滋賀県
by mst-ky | 2008-04-27 22:49 | 山地の植物 | Trackback(2)

アカヒダボタン (ユキノシタ科)

アカヒダボタン(ユキノシタ科ネコノメソウ属)は外見上はボタンネコノメソウ C. kiotoense とそっくりで、従来は同一視されてきましたが、さく蒴果の形状や、雄しべの長さや種子の突起の形状などボタンネコノメソウとは明らかな違いがあるため1995年にアカヒダボタンという名前でヒダボタン C. nagasei の変種として発表されました。
現在の所、岐阜、滋賀、三重の三県でしか確認されていないようです。
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萼裂片は赤褐色、葯の色は暗褐色で葯の位置は萼裂片とほぼ同等です。
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Chrysosplenium nagasei Wakab. et H. Ohba var. porphyranthes Wakab. et H. Ohba
平成20年4月 滋賀県
by mst-ky | 2008-04-27 22:17 | 山地の植物 | Trackback

アリアケヒメスミレ (スミレ科)

アリアケヒメスミレ(スミレ科スミレ属)はアリアケスミレとヒメスミレの交雑種で、両親は田んぼや畑の周辺に多いため、比較的よく見かける交雑種だそうです。

花の色は両親の中間的な色です。
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この個体はヒメスミレの形態が現れているようです。
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近くでは両親が仲良く咲いていました(^^)
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Viola betonicifolia var.albescens×Viola confusa ssp. nagasakiensis
平成20年4月 京都府
by mst-ky | 2008-04-09 22:32 | 野原・山麓の植物 | Trackback

オオバキスミレ (スミレ科)

オオバキスミレ(スミレ科スミレ属)は京都府以北の日本海側の多雪地帯に生育します。
根茎を伸ばして増えるため群落を形成する傾向にあります。
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日当たりの良い林道の崖地で早くも咲いていました。
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Viola brevistipulata (Franch. et Savat.) W. Becker
平成20年4月 福井県
by mst-ky | 2008-04-07 21:46 | 山地の植物 | Trackback

トクワカソウ (イワウメ科)

トクワカソウ(イワウメ科イワウチワ属)はイワウチワの変種で北陸から近畿地方に生育し、葉の基部が円形またはくさび形になります。
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日当たりの良い山地の岩場に生えていました。
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Shortia uniflora (Maxim.) Maxim. var. orbicularis Honda
平成20年4月 福井県
by mst-ky | 2008-04-07 21:24 | 山地の植物 | Trackback

テリハタチツボスミレ (スミレ科)

テリハタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)は福井県以北の日本海側に生育するタチツボスミレの仲間です、名前の通り葉は光沢があり非常に硬質で椿の葉と同じような硬さです。
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Viola faurieana W. Becker
平成20年4月 福井県
by mst-ky | 2008-04-06 22:26 | 山地の植物 | Trackback