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私の植物観察日記

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イワボタンの仲間 (ユキノシタ科)

これは和歌山県のそれぞれ別の場所で見かけたネコノメソウ属です、ネコノメソウ属の中のイワボタンの仲間とまではわかるのですが特徴を図鑑で調べてもそれ以上先へ進むことが出来ません。
葯の色からいけばヨゴレネコノメが一番近いのですが図鑑の写真(基準標本産地の高尾山での撮影したもの)と比べてもかなりの違いが目立ちます。
そこで詳しい方に画像を送って見ていただいたところ「ヨゴレネコメではないイワボタンの仲間です」と云う回答が帰ってきました。
つまり名前が付けられていない未記載種だそうです、このイワボタンの仲間は生育地域による変異が激しく名前の付けられていないものが多いそうです。

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Chrysosplenium macrostemon sp.
平成21年3月 和歌山県
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by mst-ky | 2009-03-28 08:24 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ニッコウネコノメ (ユキノシタ科)

ニッコウネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)は現在の栃木県塩原市で採集されたものを基準標本とし、その特徴として図鑑では萼裂片は黄緑色で葯の開裂時に平開し雄しべは萼裂片より長く約の色は暗褐色、中部地方以北の太平洋側に分布すると書かれています。
しかし詳しい方から聞いた話によると、基準標本の萼裂片は平開せずに直立しているそうです。
実際にWebで検索しても関東地方で撮影されたニッコウネコノメとされているものはほとんどが萼裂片が直立又は斜開しており平開しているものは見つけられませんでした。
基準標本の萼裂片が直立しているなら図鑑の記述も「萼裂片は直立する」と書かれていなければならないのですが何故図鑑の記述と基準標本の特徴が違うのでしょうか?
あくまでも推測の域を出ないのですが図鑑の執筆者の誤記載では?とも考えられます。
分布域にしても中部地方以北の太平洋側と書かれていますがWebで調べてみると萼裂片の平開するタイプのものは東海地方から四国までは分布し、近畿地方では日本海側気候帯地域にも生育しています。
ひょっとすればこの萼裂片の平開するタイプのものは栃木県で採取された基準標本のニッコウネコノメとは別の種類かも知れません。
いずれにしてもこのネコノメソウ属イワボタンの仲間は地方により非常に変異が多く、我々を悩ませてくれます。

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Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. shiobarenes (Franch.) Hara
平成21年3月 京都府
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by mst-ky | 2009-03-26 18:48 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

バイカオウレン (キンポウゲ科)

バイカオウレン(キンポウゲ科オウレン属)は本州の福島県以西の亜高山~山地のやや湿った場所に生育します。
ここでは渓流沿いの苔むした岩場で咲いていました。
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白い花弁のように見えるものは萼片で小さな黄色のものが花弁です。
最近四国に生育するものは花弁と花柱の形状の違いからシコクバイカオウレンとして分けられたそうです。
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Coptis quinquefolia Miq.
平成21年3月 京都府
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by mst-ky | 2009-03-04 21:28 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ホクリクネコノメ (ユキノシタ科) 

ホクリクネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)はおもに島根県~新潟県の日本海側気候地帯の湿った場所に生育します。
ここでは山地の林道沿いの山から水が滴り落ちている崖で咲いていて、同じ場所では似たような環境に生育するサンインシロカネソウ、モミジチャルメルソウ、ヤマシロネコノメ、タチネコノメソウ、ハナネコノメ、ニッコウネコノメ等が同居していました。

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よく似た種の多いネコノメソウ類の中では比較的判別をし易い種です。
特徴としては萼裂片は黄緑色で直立し、雄しべの葯は暗褐色で萼裂片より飛び出します。
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Chrysosplenium fauriei Franch.
平成21年3月 京都府
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by mst-ky | 2009-03-02 10:26 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)