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私の植物観察日記

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マキノスミレ (スミレ科)

マキノスミレ(スミレ科スミレ属)はシハイスミレの変種で近畿地方~青森県にかけて分布します。
花の色は一般的に濃い紅紫色が多く、長被針形でぴんと立ち上がった細い葉が特徴です。

実際近畿地方で見るマキノスミレはシハイスミレと区別が困難なものが多いのですがこの山に生えるものはこのように典型的なマキノスミレと分かるものが多いです。
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Viola violacea Makino var. makinoi (H. Boiss.) Hiyama
平成22年4月 大阪府
by mst-ky | 2010-04-30 21:49 | 山地の植物 | Trackback

ハルユキノシタ (ユキノシタ科)

ハルユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)は関東から近畿にかけての山地の湿った岩の上などに生えます。

よく似たユキノシタは比較的よく見かけるのですが、このハルユキノシタは限られた場所にしか自生が無くあまり見かけることは無いようです。
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ここでは水がしたたり落ちるような苔生した湿った崖に群生していました。
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Saxifraga nipponica Makino
平成22年4月 京都府
by mst-ky | 2010-04-29 22:48 | 山地の植物 | Trackback

モミジチャルメルソウ (ユキノシタ科)

モミジチャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属)は京都府、滋賀県、福井県の渓流沿いの水の滴る湿った場所に自生します、チャルメルソウ属では唯一雌雄異株です。
限られた場所にしか生育しないため、環境省RDBでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)とされていますが、生育地での繁殖力は非常に強く、コンクリートで補強された山地の道沿い法面の山水が滴り落ちているような場所でもしっかりと生育しています、それ故か京都府では絶滅危惧種には指定されていないようです。
ここでは渓流沿いの岩の上に生えていました。
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これは雄花です。
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Mitella acerina Makino
平成22年4月 京都府
by mst-ky | 2010-04-29 22:06 | 山地の植物 | Trackback

アナマスミレ (スミレ科)

アナマスミレ(スミレ科スミレ属)はスミレ(V.mandshurica)の日本海側の海岸に生えるタイプで分類上は変種とされてきましたが栽培しても母種との大きな違いが認められないことから、最近では同じく太平洋の海岸に生えるタイプのアツバスミレとともに品種相当とするという見解があるそうです。

京都府では5ヶ所ほど自生地が知られていましたが1ヶ所は海岸線の工事で自生場所が消滅してしまいました、その場所は色変わりの花が咲いていただけに残念です。
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このように葉を水平に広げる傾向があり、表面に強く巻くのも特徴のひとつとされています。
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Viola mandshurica W. Becker var. crassa Tatewaki
平成22年4月 京都府
by mst-ky | 2010-04-29 21:47 | 浜辺の植物 | Trackback

イソスミレ (スミレ科)

イソスミレ(スミレ科スミレ属)は鳥取県から北海道までの主に日本海側の海岸に生えるタチツボスミレの仲間で距は白色で花はタチツボスミレと比べるとかなり大型です、地下茎は木質化して肥厚、著しく長く伸びて分枝し、地中深く伸ばすのが特徴です。
そしてイソスミレの最大の特徴は株が大きく育ちドーム状になることです、これは他のタチツボスミレの仲間にはみられずイソスミレだけの特徴のようです。
近畿地方での自生地は京都府のみで、近畿RDBではAランクに指定されている希少種です。
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ここには、このようにニオイタチツボスミレを思わせるような濃い紫色の花もあります。
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Viola grayi Franch. et Savat.
平成22年4月 京都府
by mst-ky | 2010-04-27 21:29 | 浜辺の植物 | Trackback

イワネコノメソウ (ユキノシタ科)

イワネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)は山地の沢沿いに生え、チシマネコノメソウとよく似ていますが根生葉は開花時には枯れて残らないことと、また花後にだす走出枝の先にロゼットを作らないことなどで区別するそうです。
また種子には肉眼でも確認できる毛のような棍棒状突起があることがこの種の大きな特徴でもあります。

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この個体は草丈3cmに満たないとっても小さくて地味な個体でした。
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Chrysosplenium echinus Maxim.
平成22年4月 徳島県
by mst-ky | 2010-04-24 21:58 | 山地の植物 | Trackback

アワコバイモ(ユリ科)

アワコバイモ(ユリ科バイモ属)は主に徳島県に自生しているためこの名前が付けられたようです、花の形ははミノコバイモによく似ていますが、葯の色が紫褐色である事から区別します。

ここでは明るい杉林の中でサイコクサバノオと一緒に咲いていました。
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Fritillaria muraiana Ohwi
平成22年4月 徳島県
by mst-ky | 2010-04-24 21:33 | 山地の植物 | Trackback

サイコクサバノオ(キンポウゲ科)

サイコクサバノオ(キンポウゲ科シロカネソウ属)はサバノオの変種で近畿の一部と四国に生育します、果実は袋果でその形がサバの尾に似ていることからこの名前が付いたそうです。
花弁状の萼片は5個で色は白く紫色のすじが入るのが特徴です。

ここでは山地の流れ込みの沢沿いに咲いていました、ほとんどの株がまだ蕾の状態で咲いている株は
わずかでした。
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この株は明るい杉林の流れ込み沿いでアワコバイモと一緒に咲いていました、生育環境により葉の色も変化するようです。
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Dichocarpum dicarpon (Miq.) W. T. Wang et Hsiao var. univalve (Ohwi) Tamura
平成22年4月 徳島県
by mst-ky | 2010-04-24 21:09 | 山地の植物 | Trackback

キクザキイチゲ (キンポウゲ科)

キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)は山地の落葉樹林帯などに生えます、ここでは山地の日当たりの良い沢沿いで咲いていました。
キクザキイチゲもスプリングエフェメラルと呼ばれる植物のひとつです。
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Anemone pseudoaltaica Hara
平成22年4月 京都府
by mst-ky | 2010-04-07 21:13 | 山地の植物 | Trackback

チシマネコノメソウ (ユキノシタ科)

チシマネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)もキンシベボタンネコノメソウと同じ場所で咲いていました、チシマネコノメソウとよく似た種ではイワネコノメソウ(Chrysosplenium echinus)
平成がありますがチシマネコノメソウは花時に根生葉があるのに対し、イワネコノメソウは根生葉は無いようです、またチシマネコノメソウの変種とされていたミチノクネコノメソウ(C. kamtschaticum var. aomorense) は変化が連続的でチシマネコノメソウとの区別が困難なため最近の見解ではチシマネコノメソウと同一視されているそうです。

葯の色は赤色や黄色がありますが、この個体は可愛い赤色でした。
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Chrysosplenium kamtschaticum Fisch. ex Seringe
平成22年4月 京都府
by mst-ky | 2010-04-06 20:37 | 山地の植物 | Trackback