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私の植物観察日記

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タチネコノメソウ (ユキノシタ科)

タチネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)は近畿地方では山地谷沿いの水の流れ込みある場所等で比較的よく見かける植物です。よく似た植物にツルネコノメソウ(Chrysosplenium flagelliferum)があり花や草姿だけでは見分けることが難しいようです、ツルネコノメソウが花時や花後に地表にランナーを伸ばすのに対しタチネコノメソウは地中にランナーを伸ばすようです。

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谷沿いの流れ込みに咲いていました。
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花のアップです、萼裂片は平開し葯の色は黄色で雄しべの数は8個あります。
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Chrysosplenium tosaense (Makino) Makino
平成23年3月 京都府
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by mst-ky | 2011-03-31 21:54 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

トゲミツクシネコノメ (ユキノシタ科)

四国3県の高知、愛媛、徳島県に生育するツクシネコノメソウは種子の表面の稜に突起が密生し、種子の表面の稜には低いこぶが並ぶ九州に生育するツクシネコノメソウ(C.rhabdospermum)とは種子の形態に明らかに違いが見られることから、近年トゲミツクシネコノメという名前の変種として区別されたそうです。
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コガネネコノメソウ(C. pilosum var. sphaerospermum)によく似ていますが萼裂片の色は、コガネネコノメソウが黄色なのに対し
トゲミツクシネコノメは薄い黄緑色です。
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全体の感じはコガネネコノメソウと比べると繊細な感じがします。
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種子の表面の稜にはこのように突起が密生していました、トゲミツクシネコノメで間違いないようです。
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Chrysosplenium rhabdospermum Maxim. var.shikokianum Wakab.
平成23年3月 高知県
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by mst-ky | 2011-03-30 21:51 | 山地の植物 | Trackback(1) | Comments(0)

ネコノメソウ属のイワボタンの仲間(ユキノシタ科)

ユキノシタ科ネコノメソウ属のイワボタン(C. macrostemon)の仲間、高知県植物誌2009では今までヨゴレネコノメとされていたものを種子の突起長さの違いから主に東部地域に生育するものをヨゴレネコノメ(C. macrostemon var. atrandrum)、西部地域のものをキシュウネコノメ(C. macrostemon var. calicitrapa)に分けたと記されています、撮影したものはよく見てみると葯は6本で萼裂片は直立し図鑑に書いてあるヨゴレネコノメの特徴とほぼ一致します、しかしイワボタンの仲間を研究されている方に聞いた話では四国にヨゴレネコノメは存在せずイワボタンの仲間としか言いようがないとの事。つまり名前のついていない未記載種だそうです、ネコノメソウの仲間は良く似たものが多く手に負えません。

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こちらはまだ咲き始めで、上のものと別の場所で撮影しました、葉の色などよく似ていますが萼裂片の形が少し違い別の種では?と考えていますが...??です。
葉の色は濃く別種のように見えますが、成長するにつれ色が薄くなり種子が出来る頃には普通の緑色になるはずです、この傾向はスミレ類でも見られタカオスミレやハグロシハイスミレと呼ばれるものも種子を作る頃は葉の色は普通の緑色に戻っています。
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拡大したものですが萼裂片の形が少し違う様に思いますが...
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Chrysosplenium sp.
平成23年3月 高知県
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by mst-ky | 2011-03-29 22:57 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

シロバナショウジョウバカマ (ユリ科)

シロバナショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)は山地の湿った場所にに生え、近畿でよく見かけるショウジョウバカマ(Helonias orientalis)に比べて非常に小さく、草丈は10cmほどしかない可愛らしい植物です、葉は縁に波状鋸歯があるのが本種の特徴のようです。
またショウジョウバカマの白花品と区別するためコチョウショウジョウバカマの呼び方が提唱されているそうです。

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花粉を出しているため分かりづらいですが葯の色は薄い紫色です。
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Helonias breviscapa (Maxim.) N.Tanaka
平成23年3月 高知県
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by mst-ky | 2011-03-29 21:54 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

アオイスミレ (スミレ科)

アオイスミレ(スミレ科スミレ属)は根生葉が冬でも枯れずに残るため早春より咲き始めますが草丈は2~3cm、花は直径が1.5cmほどと小さいためなかなか目にとまりません。
他にスミレの類では、アオイスミレと同じように根生葉が冬でも枯れずに残るタチツボスミレ(Viola grypoceras) の仲間も早くから咲き始めるようです。

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花柱の先が下向きに曲がりカギ形になることがアオイスミレの特徴です、日本に自生する種ではアオイスミレの他にエゾアオイスミレ(Viola teshioensis)が花柱がカギ形になりますが、このエゾアオイスミレは近畿地方ではまだ見つかっていません。
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Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu
平成23年3月 京都府
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by mst-ky | 2011-03-13 22:25 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ユキワリイチゲ (キンポウゲ科)

ユキワリイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)はスプリング・エフェメラルと呼ばれる春植物のひとつで自生地は低地の半日陰の竹藪のような湿度の高い場所を好むようです。
この植物は花のタイプが一重咲きと八重咲きの二つのタイプがありますが両タイプが混生しているのは見た事がなく別々に生育しているようです。

これは八重咲きタイプです。
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この場所は日当たりが悪く午前中は蕾でしたが、夕方訪れてみると咲いていました。
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Anemone keiskeana Maxim.
平成23年3月 京都府
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by mst-ky | 2011-03-13 21:30 | 野原・山麓の植物 | Trackback | Comments(0)