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私の植物観察日記

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<   2011年 04月 ( 9 )   > この月の画像一覧

クモノスシダ (チャセンシダ科)

クモノスシダ(チャセンシダ科クモノスシダ属)は常緑性で北海道から九州まで分布し主に山地の石灰岩に生じる。
名前の由来は葉が四方に広がり葉の先端が伸長して先に芽を付け、そこから出た葉がまた伸びてクモの巣状の姿になることからだそうです。

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Asplenium ruprechtii Sa.Kurata
平成23年4月 広島県
by mst-ky | 2011-04-28 22:41 | 山地の植物 | Trackback

キバナサバノオ (キンポウゲ科)

キバナサバノオ(キンポウゲ科シロカネソウ属)は山地の沢沿いなど湿度の多い場所にまれに生える多年草です。花はシロカネソウ属のなかでは比較的大きな花を咲かせ7~8mmくらいの大きさです。

花の色はトウゴクサバノオと同じですが花の大きさは5~6倍の大きさです
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ここでは渓流沿いの岩場で咲いていました。
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Dichocarpum pterigionocaudatum (Koidz.) Tamura et Lauener
平成23年4月 滋賀県
by mst-ky | 2011-04-17 23:12 | 山地の植物 | Trackback

タチスズシロソウ (アブラナ科)

タチスズシロソウ(アブラナ科ハタザオ属)は海岸や湖岸の砂地に生えます。
もともと限られた場所にしか生育していないのですが、海岸や湖岸の開発や道路建設などで生育地がいちじるしく減少しているそうです。
環境省RDB2007では絶滅危惧Ⅰ類(EB)とされているようです。

この株は咲き始めたばかりです、花期は長く花柄を伸ばし続け次々と蕾を出して一株で1ヶ月くらい咲き続けます。
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Arabidopsis kamchatica (DC.) K.Shimizu et Kudoh subsp. kawasakiana (Makino) K.Shimizu et Kudoh
平成23年4月 滋賀県
by mst-ky | 2011-04-17 21:48 | 浜辺の植物 | Trackback

ヒダボタン??? (ユキノシタ科)

ヒダボタン(ユキノシタ科ネコノメソウ属)は1995年にネコノメソウ属のホクリクネコノメ群の新種として発表された比較的新しい種です。
生育地は主に岐阜、福井、長野県ですが、兵庫県、島根県、山口県のボタンネコノメソウやホクリクネコノメとされていた標本の中から朔果の形や花糸の長さからヒダボタンと同定されたものがあり中国地方にも散在しているとされています。
ヒダボタンの特徴として萼裂片は黄緑色で直立し葯の色は褐色、葯の位置は萼裂片と同じかやや低いとされています。

この画像のものは兵庫県のヒダボタンの標本採取地と比較的近い場所で見つけたもので、以前に岐阜県で観察したヒダボタンと比べると葉の形はは少し細長く、どちらかと云えばボタンネコノメソウの形態に非常に似ているのですが萼裂片は黄緑色、そして葯の色は褐色でヒダボタンと同じです。
ボタンネコノメソウの品種で萼の色が黄緑色、葯の色は黄色のキンシベボタンネコノメソウがありますが、これともとも少し違うようです。
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このように葯の色は褐色です。
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黄色に見える葯は裂開して花粉を出しています。葯の位置は萼裂変の先端と比べて、同じ位置のものと低い位置にあるものがあります...葯の色ばかりに気をとられ、この点をもう少し詳しく観察しておけばと思っています。
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平成23年4月 兵庫県
by mst-ky | 2011-04-13 22:13 | 山地の植物 | Trackback

ヘイリンジスミレ (スミレ科)

ヘイリンジスミレ(スミレ科スミレ属)はスミレ(V.mandshurica)とヒメスミレ(V.confusa supsp nagasakiensis)の交雑種で両種が混生している場所で時々見かけます。埼玉県の平林寺で最初に見つけられたためこの名前がついたようです、ここでもここでも両種が混生していました、ここの個体は花の大きさは両種の中間くらいで、花の形からヒメスミレが雌しべ親、スミレが花粉親だと推測されます。

花の形はここのヒメスミレと同じ形ですが、距の色はは紫色でスミレの特徴を表しています、ちなみにヒメスミレの距は白っぽい色です。
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葉柄と花柄の下部に毛があり、葉柄の翼もスミレほどはっきりとしていませんが確認できます。
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Viola ×Hiyamae F.Maekawa
平成23年4月 京都府
by mst-ky | 2011-04-10 23:13 | 野原・山麓の植物 | Trackback

アリアケスミレ (スミレ科)

アリアケスミレ(スミレ科スミレ属)は橋本保著「日本のスミレ」によると花の色が変化に富むことから、植物学者の前川文夫博士が有明の空の色になぞらえてつけられた名前だそうです。この場所に咲くアリアケスミレはまさにその通りで白い色から濃い紫色まで花色は変化に飛び、私たちを楽しませてくれます。
昭和40年代に発行された植物図鑑ではアリアケスミレの記載はなく、代わりにシロバナスミレ=シロスミレ(V.patrini)が書かれていたため、シロスミレと混同されていた時代があったそうです。
花弁はきれいな赤紫色のボカシが入っています。
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このようによく見かける白色も一緒に咲いています。
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こちらは濃い赤紫色です。
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Viola betonicifolia Smith var. albescens (Nakai) F. Maek.
平成23年4月 京都府
by mst-ky | 2011-04-10 21:32 | 野原・山麓の植物 | Trackback

コガネネコノメソウ (ユキノシタ科)

コガネネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)は深山の湿った場所に生えます、花弁のように見える萼裂片は咲き始めは黄緑色で日が経つにつれ鮮やかな黄色へと変わっていきます。花は写真では大きく見えますが直径2mmほどの大きさしかありません。
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萼裂片は広鐘形で葯の色は黄色、雄ずいの葯は8個で萼裂片より出ません。
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Chrysosplenium pilosum Maxim. var. sphaerospermum (Makino) Hara
平成23年4月 岐阜県
by mst-ky | 2011-04-08 23:17 | 山地の植物 | Trackback

ハナネコノメ (ユキノシタ科)

ハナネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)はシロバナネコノメソウ(Chrysosplenium album)の変種で地味な色の多いネコノメソウ属の中では1~2位を争うくらい派手な赤色と白色のツートンカラーをしています。
図鑑によると分布は本州(福島~京都)とされており京都府以西では母種のシロバナネコノメソウと入れ替わるようです。
母種との区別は萼裂片の先端の形や茎の毛の多い少ないで区別するようですが、実際違いは不明確で
シロバナネコノメソウなのかハナネコノメなのか悩む事が多いようです。

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ハナネコノメは茎の毛は少ないとされていますが、この個体はは多い様に思います。
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Chrysosplenium album Maxim. var. stamineum (Franch.) Hara
H23年4月 岐阜県
by mst-ky | 2011-04-06 22:10 | 山地の植物 | Trackback

ネコノメソウ属のイワボタンの仲間 (ユキノシタ科)

ユキノシタ科ネコノメソウ属のイワボタン(C. macrostemon)の仲間は地域による変化が激しく未分類のものが多いそうです。
この画像のものもそんな未分類のイワボタンの一つだそうで、葯の色から見ればヨゴレネコノメ(C. macrostemon var. atrandrum )になるのですが、図鑑で見るヨゴレネコノメとはずいぶんと違うようです。

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葉の色は茶色ですが、花後は徐々に緑色に変化します。
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葯の数は8個、色は暗褐色で萼裂片より少し飛び出します、萼裂片は黄緑色で直立しています。
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Chrysosplenium sp.
平成23年4月 京都府
by mst-ky | 2011-04-06 21:23 | 山地の植物 | Trackback