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私の植物観察日記

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ハナワラビの仲間 (ハナヤスリ科)

この個体は一見するとアカハナワラビに見え最初はアカハナワラビ(Botyychium nipponicum)と思っていたのですが、念のため栄養葉の裏面を見てみると紅変せず緑色に近い色でした、普通アカハナワラビは栄養葉は冬になると紅変し、葉裏も同じように紅変しますが、ここのものはすべて栄養葉の葉裏は紅変していませんでした。
フユノハナワラビやオオハナワラビは栄養葉の表面のみが紅変し、裏面は緑色のタイプが時々見られますが、これは小羽片の形はアカハナワラビ以外該当する種が思い当たりません、ひょっとするとアカハナワラビの裏面が紅変しないタイプなのかも知れません?同じ場所にはこの種以外にオオハナワラビ、フユノハナワラビと、オオハナワラビに似た種が確定できない不明種(交雑種?)があり、合計4種類のハナワラビの仲間が生育していました。
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このように栄養葉の裏面は紅変していません。
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この時期胞子葉は倒れて胞子は飛散していました。
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Botyychium sp.
平成25年3月 和歌山県
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by mst-ky | 2013-03-13 21:39 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ハナネコノメ (ユキノシタ科)

ハナネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)はシロバナネコノメソウ(Chrysosplenium.album)の変種とされ図鑑によると主に近畿地方より東に分布するとされています、しかし岐阜県から兵庫県にかけては両種の中間型も多く見られ明確に区別するのは難しい状態のようです、ここ和歌山県北部の狭い地域で見られるものは、紀伊植物誌Ⅱではハナネコノメとされていますが、萼裂片の形が明らかに両種とは違い、キイハナネコノメと同じで萼裂片の先端の形は円頭です。
しかし、葯は萼裂片より飛び出し、萼裂片より短いキイハナネコノメとは明らかに違いがあることから、とりあえず?紀伊植物誌Ⅱではハナネコノメとされているのだと思います。今後○○○ハナネコノメとか違う名前が付く可能性があるかも知れませんね。

このように萼裂片の形はシロバナネコノメソウやハナネコノメとは違い、キイハナネコノメと同じようにあまり尖らず、どちらかと言えばコガネネコノメソウに似た形をしています。
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葯は萼裂片より飛び出し、飛び出さないキイハナネコノメとはこの点が違います。
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訪れたのが少し早くまだ咲き始めで、咲いている株はわずかでした。
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種子です、種子の稜にはイボ状の突起物がありますが他の地域のハナネコノメの種子と、どの程度の違いがあるのかないのか確かめてみるのも面白いと思います。
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倍率を上げて見てみると稜にある突起物の上にも小さな突起物があるようです。
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Chrysosplenium album Maxim. var. stamineum (Franch.) H.Hara
平成25年3月  和歌山県
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by mst-ky | 2013-03-13 20:52 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)