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私の植物観察日記

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エイザンスミレ (スミレ科)

エイザンスミレ(スミレ科スミレ属)は山地のあまり日の当たらない場所に生育します、比叡山で見つけられたことからこの名前が付けられているようです。
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類似種にヒゴスミレがありますが、ヒゴスミレは葉が5裂するのに対し、エイザンスミレは3裂です。 花はエイザンスミレの方が少し大きく、見慣れれば直ぐに区別出来ます。
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Viola eizanensis (Makino) Makino
平成26年4月 岡山県
by mst-ky | 2014-04-30 22:43 | 山地の植物 | Trackback

ヒナスミレ (スミレ科)

ヒナスミレ(スミレ科スミレ属)山地のあまり日の当たらない湿度の多い場所に生育します。
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花色は淡いピンク色です。
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葉はシハイスミレとよく似ていますが、鋸歯が粗く外側が少し波立ちます。
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Viola tokubuchiana Makino var. takedana (Makino) F.Maek.
平成26年 岡山県
by mst-ky | 2014-04-30 22:01 | 山地の植物 | Trackback

タナオスミレ(スミレ科)

タナオスミレ(スミレ科スミレ属)はヒゴスミレV.chaerophylloides とフモトスミレV.sieboldi の交雑種で、最初に三重県青山町種生(タナオ)で発見されたためこの名前が付けられたようです。
非常にわかりやすい交雑種で葉を見れば直ぐに交雑種と判ります、両種とも山地の草原に自生しているため比較的目にしやすい交雑種です。
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Viola x kurokawae H.Hara ex F.Maek. et T.Hashim., nom. nud.
平成26年4月 岡山県
by mst-ky | 2014-04-30 21:43 | 山地の植物 | Trackback

シハイヒメスミレ(スミレ科)

シハイヒメスミレ(スミレ科スミレ属)はシハイスミレV.violacea とヒメスミレV.confusa ssp.nagasakiensis の交雑種ですが、シハイスミレの主な生育地は山地、ヒメスミレの主な生育地は人家周辺で両種が混生することはほとんどなく非常に珍しい組み合わせです。
花はヒメスミレに似ています、雌しべ親がヒメスミレのようです。
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ここは標高900mほどの草原ですが、草原の中には数多くのヒメスミレが生育していました。 このような標高の高い場所にヒメスミレが生育するのは非常に珍しいことです。
葉はシハイスミレ的で、ヒメスミレが花時にこのような感じで 葉を立てることはまずありません。
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距はまだら模様が入り長さは両種の中間的な長さです。
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花粉を調べて見ましたが、正常な花粉はほとんどなく交雑種で間違いないようです。
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V.violacea Makino× V. inconspicua ssp.nagasakiensis (W.Becker)J.C.Wang et T.C.Huang
平成26年4月 兵庫県
by mst-ky | 2014-04-30 21:09 | 山地の植物 | Trackback

ノウルシ (トウダイグサ科)

ノウルシ(トウダイグサ科トウダイグサ属)は川岸などの湿った場所に生え、大群落を作ることが多いが、乾燥化に弱く乾いてくると直ぐに消えてしまいます。
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ここでは河川敷の葦原に生えており、葦が伸びてくと種子を放出し地上部は枯れ、翌春まで休眠します。
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黄色の花びらのように見えるのは総苞葉です。
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Euphorbia adenochlora C.Morren et Decne.
平成26年4月 京都府
by mst-ky | 2014-04-30 20:30 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

エチゴタチツボスミレ(スミレ科)

イソスミレV.grayiの群落の中にイソスミレによく似ているのですが、花色や葉の形が少し違うものをみつけました。
葉は多少の光沢はあるのですが、イソスミレのように内側に強く巻いておらずイソスミレの特徴を表していません。
特徴からイソスミレとタチツボスミレの交雑種のエチゴタチツボスミレと思われます。
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こちらは葉もイソスミレとは違うのですが、花色もかなり薄いです。
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花の形や大きさはイソスミレと変わりません。
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距は薄紫色で、イソスミレの白色とは異なります。
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花粉を調べたところ、形のしっかりした正常な花粉も多いのですが、半分以上は形が小さかったり、いびつな形の異常な花粉です。 スミレ類の花粉に詳しい方に聞いたところ、交雑種で間違いないが正常な花粉がある程度あるため少量の種子は出来る可能性があるとのことです。
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Viola grayi Franch. et Sav. x V. grypoceras A.Gray

平成26年4月   兵庫県
by mst-ky | 2014-04-20 20:16 | 浜辺の植物 | Trackback

イソスミレ (スミレ科)

イソスミレ(スミレ科スミレ属)は海岸の砂丘地に生えるタチツボスミレV.grypocerasの仲間で、タチツボスミレと比べると色の濃い大型の花を咲かせます。普通スミレ類はひとつの株の寿命が5年くらいといわれていますが、イソスミレは10年以上の寿命があるといわれており、大株になるとドーム状に盛り上がり、多くの花を咲かせます。 ここのものはまだ咲き始めたばかりでした。
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花色は普通濃い青紫色が多く、花は直径22~30mmの大きさになります。
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距は白色です。
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Viola grayi Franch. et Sav.
平成26年4月 兵庫県
by mst-ky | 2014-04-20 08:49 | 浜辺の植物 | Trackback

アナマスミレ (スミレ科)

アナマスミレ(スミレ科スミレ属)はスミレV.mandshuricaの海岸に生えるタイプで、アツバスミレvar.triangularisが太平洋側の海岸線に生えるのに対し、アナマスミレは日本海側の海岸線に生えます。 花時は葉を展開し、葉には光沢があり表面に強く巻くのが特徴でスミレの変種とされていましたが、栽培すると母種との違いが分からないということで、Yリストでは品種に格下げされました。
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北海道礼文島のアナマ岩付近で見つかった事からこの名前が付けられているようです。
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Viola mandshurica W.Becker f. crassa (Tatew.) F.Maek.   平成26年度 兵庫県
by mst-ky | 2014-04-17 16:11 | 浜辺の植物 | Trackback

イワボタン (ユキノシタ科)

イワボタン(ユキノシタ科ネコノメソウ属)の仲間は地域による形態の変化が激しく、はっきりとと区別することが困難な種だそうです。 ここのものは萼裂片は斜開~平開し、葯は黄色で萼裂片より飛び出します。 以前、この種を研究されている方にここのものを送って見ていただいた事がありますが、基準標本産地の神奈川県三浦半島産のものとは異なるが、とりあえずイワボタンですと返答がありました。
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ここでは杉の植林地の林床に生えていました。
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萼裂片は斜開~平開し、裂開前の葯は黄色です。
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Chrysosplenium macrostemon Maxim.
平成26年4月 京都府
by mst-ky | 2014-04-13 21:36 | 山地の植物 | Trackback

ナガバノスミレサイシン (スミレ科)

ナガバノスミレサイシン(スミレ科スミレ属)はスミレサイシンV.vaginataの仲間で、スミレサイシンが日本海側の豪雪地帯に分布するのに対し、関東から九州までの太平洋側の雪の少ない地域に分布します。
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この近辺は分布域の境界線で、スミレサイシンとナガバノスミレサイシンが混生している場所もあります。
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距はこのように太くて短いです。
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Viola bissetii Maxim.
平成26年度4月 京都府
by mst-ky | 2014-04-13 20:27 | 山地の植物 | Trackback