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私の植物観察日記

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ヒメフラスコモ (ジャジクモ科)

ヒメフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は湖やため池等で見られる藻類ですが、ここでは水田の素掘りの水路に生育していました。また環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅰ類(CR+EB)に指定されており稀少種のようです。
ヒメフラスコモは雄雌同株で、小枝は1回分枝し、最終枝は2から 4本 で1細胞からなり、先端はソーセージのように急激に細くなる特徴があります。
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最終枝の先端部分の形です。この形も種を同定する要素のひとつです。
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小枝の節部に付いた雄器(1個)と雌器(2個)で、ふつう雄器1個に対して雌器は1~3個付くそうです。
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Nitella flexilis Agardh
平成27年11月 京都府
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by mst-ky | 2015-11-19 21:52 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

ヒロハトリゲモ (トチカガミ科)

ヒロハトリゲモ(トチカガミ科イバラモ属)はため池や水田などに稀に生育する一年生の沈水植物です。

ここでは水田の素掘りの水路に生育していました。普通この時期は枯れかかるのですが、この水路は湧水があるためか草体は青々としており元気でした。
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全体の草姿です、他のトリゲモの仲間と比べ葉質も堅くしっかりとしているためか、水から上げても草体は萎れずしっかりとしています。
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左が雄花で、右が雌花です。このように雄花と雌花が同じ葉腋につくのは別種のNajas orientalisという報告もあるそうです。ここのものは半数ほどが同じ葉腋に付いていました。
また雄花の葯室は4室あり、雌花の花柱は3本あります。これらの特徴も類似種との区別点になります。
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果実です。
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種子が若いため判りづらいですが、種子の表面模様は四角形~六角形で、これは本種の特徴で類似種との区別点です。
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 Najas chinensis N.Z.Wang
平成27年11月 京都府
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by mst-ky | 2015-11-19 21:22 | ため池・湖沼の植物 | Trackback | Comments(0)

ナメラダイモンジソウ (ユキノシタ科)

ナメラダイモンジソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属)は渓谷沿いの湿った岩の割れ目等に生えます。花はダイモンジソウvar.incisolobataに似ていますが、葉が掌状に5裂するのが特徴です。
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このように渓流沿いの岩場に群生していました。
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Saxifraga fortunei Hook.f. var. suwoensis Nakai
平成27年11月 京都府
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by mst-ky | 2015-11-14 21:58 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback | Comments(0)