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私の植物観察日記

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セトヤナギスブタ (トチカガミ科)

セトヤナギスブタ(トチカガミ科スブタ属)は本州中部以西に分布する非常に稀な沈水植物で、あまり農薬を使用しない自然度の高い水田や水路など水深の浅い場所に生育します。特徴として大きさはスブタB.echinospermaと同じくらいの大きさですが、スブタは茎が分枝していないのに対し本種はヤナギスブタB. japonicaのように分枝しています。
ここでは額縁休耕田と呼ばれる調整水田の一角や、近くの素掘りの水路等に200~300の株が生えていました。
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茎はスブタと違い、このように分枝しています。
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葉の鋸歯は類似種のヤナギスブタと比べて粗いようです。
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まだ未熟でしたが種子を取り出してみると、種子表面にはセトヤナギスブタの特徴である突起がはっきりと確認出来ます。図鑑によるとセトヤナギスブタの種子の表面には2~10くらいの突起があるそうで、この画像では2つ確認できます。
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Blyxa alternifolia (Miq.) Hartog
平成28年8月 京都府
by mst-ky | 2016-08-26 21:21 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback(1)

サワギキョウ (キキョウ科)

サワギキョウ(キキョウ科ミゾカクシ属)は山野の湿地や池縁に生え、北海道~九州まで生育しています。
普通は池淵や湿地等で見かけることが多いのですが、ここでは山裾の水田脇でキキョウやオミナエシとともに見かけました
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茎上部に総状花序をだし、濃い紫色の花を多数さかせます。
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Lobelia sessilifolia Lamb.
平成28年 8月 京都府
by mst-ky | 2016-08-26 21:02 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

カミガモソウ (オオバコ科)

カミガモソウ(オオバコ科オオアブノメ属)は本州中部以西に点々と生育地がある非常に稀な多年草です。
ここでは山間部の水田跡で見ることができました。
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山間部の泥地に群生していました。
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Gratiola fluviatilis Koidz.
平成28年8月 兵庫県
by mst-ky | 2016-08-26 20:44 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

ヒシモドキ (オオバコ科)

ヒシモドキ(オオバコ科ヒシモドキ属)は本州・四国・九州のため池や 水路などに稀に生育する1年生の浮葉植物です。
近畿地方での生育地はわずかで、また生育していても全く花を咲かせない場所もあり、この場所は花を見ることのできる貴重な場所です。
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以前はゴマノハグサ科とされていましたが、近年は1属1種の独立科とされるようになりました。
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Trapella sinensis Oliv.
平成28年8月 兵庫県
by mst-ky | 2016-08-26 20:13 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

イバラモ (トチカガミ科)

イバラモ(トチカガミ科イバラモ属)は湖沼やため池、稀に河川や水路にも生育する一年生の沈水植物で株は雌雄異株で花は葉腋に付きます。

これは雌株です。
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雌花です。2裂した花柱が確認出来ます。
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雄株です。上部の葉腋には雄花が付いています。
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雄花です。雄花の葯室は4室で,外部からでも葯室の壁は確認出来ます。
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Najas marina L.
平成28年8月 京都府
by mst-ky | 2016-08-19 22:44 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

トリゲモ (トチカガミ科)

トリゲモ(トチカガミ科イバラモ属)は湖沼やため池などに生育する一年生の沈水植物です。
トリゲモは類似種のオオトリゲモ Najas oguraensis の草姿や種子表面の模様がよく似ており区別が付きにくいですが、図鑑ではオオトリゲモの雄花の葯室は4室、トリゲモは1室で、両種は雄花の葯室の数で区別すると書かれています。近年、琵琶湖産のトリゲモとされていたものはオオトリゲモの誤認であるとされていましたが、今回、琵琶湖畔で見つけたものは雄花の葯室が1室しかなく、これはオオトリゲモではなくトリゲモのようです。
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水の中の様子。
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全体の草姿です。
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これは未熟な種子ですが、表面模様ははっきりと確認できます。図鑑では種子の表面模様はオオトリゲモと似ているとされており区別出来ないようです。
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こちらは雄花で、葯室の中にある花粉が透けて見えます。葯室の中には仕切りはなく、複数の葯室はありません。
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雌花の花柱は細長く、先端は2裂しています。
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Najas minor L.
平成28年8月 滋賀県
by mst-ky | 2016-08-17 21:26 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

シロネ (シソ科)

シロネ(シソ科シロネ属)は湿地等の湿り気のある場所に生え、国内では北海道~九州にかけて分布します。また、太くて白い地下茎があることからこの名前が付いたようです。
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このように葉腋に白い小さな唇形花を多数付けます。
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ここでは石で組まれた琵琶湖畔の防波堤に群生していました。
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Lycopus lucidus Turcz. ex Benth.
平成28年8月 滋賀県
by mst-ky | 2016-08-17 21:06 | ため池・湖沼の植物 | Trackback

マネキグサ(シソ科)

マネキグサ(シソ科オドリコソウ属)は山の木陰に生える多年草で、神奈川県以西の本州から九州にかけて分布します。
近畿地方では比較的稀な種であまり見かけることはないようです。
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花の形が手招きをしているような形なので、この名前が付けられたようです。
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Loxocalyx ambiguus (Makino) Makino
平成28年8月 京都府
by mst-ky | 2016-08-09 21:21 | 山地の植物 | Trackback

ヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)

ヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属)は関東以西の本州~四国・九州にかけて分布し、山地の林内に生える多年草です。
ここでは薄暗い山地道路際に生えていました。
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ヒナノウスツボとは、花の形が小さな壺に似ていることから付けられた名前のようです。
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Scrophularia duplicatoserrata (Miq.) Makino
平成28年8月 京都府
by mst-ky | 2016-08-09 21:01 | 山地の植物 | Trackback

サンシチソウ(キク科)

サンシチソウ(キク科サンシチソウ属)の原産地はネパール・中国東部~南部・台湾と考えられる帰化植物で、江戸時代に初期に薬用植物として入ってきたものが野生化したと考えられているそうです。
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頭花は黄色で両性の筒状花からなります。
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Gynura japonica (Thunb.) Juel
平成28年8月 京都府
by mst-ky | 2016-08-09 20:36 | 山地の植物 | Trackback