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私の植物観察日記

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ハグロホウフスミレ(通称)スミレ科

このハグロホウスミレはスミレとハグロシハイスミレ(通称)が生育している場所で見つかりました。ホウフスミレはスミレV.mandhurica とシハイスミレV.violaseaの交雑種をこのように呼びます。
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開花直前で残念ながら蕾でしたが、花色は濃い紫色でスミレの色合いですが、距はスミレと比べて長くシハイスミレと中間のようです。
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葉の形はスミレの形が出ていますが、長さが少し短く葉柄には翼が無く両種の中間を表しているようです。葉色は裏表とも黒紫色でハグロシハイスミレの葉色を表しています。
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花粉はこのように正常なものはほとんど無く交雑種で間違いないようです。
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 Viola mandshurica W.Becker x V. violacea Makino var. violacea
平成30年4月 京都府
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by mst-ky | 2018-04-27 20:36 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

フイリハグロシハイスミレ(通称) (スミレ科)

フイリハグロシハイスミレ(スミレ科スミレ属)はフイリシハイスミレの葉黒タイプで、ハグロシハイスミレをよく見かける場所でも斑入りはめったにお目に掛かることはありません。
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この葉黒の葉は花期だけで果実期に入ると消えてしまいます。
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Viola violacea Makino f. versicolor E.Hama
平成30年4月 京都府
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by mst-ky | 2018-04-27 20:19 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

タヌキナルコ (カヤツリグサ科)

タヌキナルコ(カヤツリグサ科)はタヌキラン C.podogyna とナルコスゲ C.curvicollis の雑種で、秋田県や青森県では報告があるようですが、タヌキランが非常に珍しい近畿地方では初めての記録になると思われます。タヌキランとナルコスゲの混生地で見つかりました。
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一番上が雄小穂で、下の残り3個が雌小穂です。形態的にはタヌキランよりもナルコスゲに近く、雌しべ親がナルコスゲではないかと推測します。
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開花中の雄小穂と雌小穂です。
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果実期になり雌小穂を観察してみましたが、結実しておらず痩果になっていませんでした。交雑種で間違いないようです。
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Carex × hosoii T.Koyama
平成30年4月 京都府
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by mst-ky | 2018-04-27 19:53 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ハグロマキノスミレ(通称) (スミレ科)

ハグロマキノスミレ(スミレ科スミレ属)はマキノスミレの葉黒タイプで、正式な学名は付けられておらず通称です。
母種であるシハイスミレ var.violacea は葉黒タイプはよく見かけますがマキノスミレの葉黒タイプは非常に珍しく初めて見ました。
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マキノスミレは母種に比べて葉の幅が細いのが特徴ですが、この赤紫色の花色はマキノスミレの特徴で、距の長さは母種と同じで他のスミレ類と比べても少し長い感じです。
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母種との中間型も多いですが、ここのものははっきりと区別出来るものばかりでした。
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 Viola violacea Makino var. makinoi (H.Boissieu) Hiyama ex F.Maek.
平成30年4月 福井県
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by mst-ky | 2018-04-13 20:53 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

ナガハシスミレ×(仮称)ニホンカイタチツボスミレ(スミレ科)

ナガハシスミレと(仮称)ニホンカイタチツボスミレの混生地で見つけた交雑種です。花の形や紫条は(仮称)ニホンカイタチツボスミレの特徴を表していますが、距は両種の中間的な長さです、これは(仮称)ニホンカイタチツボスミレにナガハシスミレの花粉が交配したと考えられます。
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距は後方に写っているナガハシスミレと比べて短く、距の色は赤紫を帯びています。ナガハシスミレはこの様な色にはなりません。特に距の色は(仮称)ニホンカイタチツボスミレに良く見られる特徴です。また葉はひとつの株から基部が切形の葉と心形の葉が出ています。
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Viola rostrata Pursh × V.grypoceras A.Gray var. sp
平成30年4月 福井県
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by mst-ky | 2018-04-07 16:12 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

テリハタチツボスミレ×(仮称)ニホンカイタチツボスミレ (スミレ科)

テリハタチツボスミレの生育地で見つけたテリハタチツボスミレと(仮称)ニホンカイタチツボスミレの交雑種で、新しい葉に光沢がある点や葉の大きさはテリハタチツボスミレの特徴を表していますが、形は両種の中間を表しているようです。
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ツルタチツボスミレのように茎を長く伸ばしています。これは(仮称)ニホンカイタチツボスミレの性質を受け継いでいるようです。
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花粉を調べたところ、このように歪な形ばかりで交雑種で間違いないようです。
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Viola faurieana W.Beecker × V.grypoceras A.Gray var. sp
平成30年4月 福井県
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by mst-ky | 2018-04-06 22:04 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)

テリハタチツボスミレ (スミレ科)

テリハタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)はおもに日本海気候地帯の青森県から福井県にかけての低山に生育しますが、島根県隠岐の島で採集された標本が島根県の博物館に収蔵されているようですが、間違いの無いテリハタチツボスミレかどうかは確認が取れていません。
ここでは若越破砕帯と呼ばれる花崗岩質の深成岩地帯のみに生育しています。
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このように越冬葉はツバキの葉のように分厚く、そして光沢があることからこの名前が付けられたようです。
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花は早春から咲き始めます。
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Viola faurieana W.Becker
平成30年4月 福井県
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by mst-ky | 2018-04-06 21:38 | 山地の植物 | Trackback | Comments(0)