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私の植物観察日記

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フタマタフラスコモ (シャジクモ科)

フタマタフラスコモ(シャジクモ科フラスコモ属)は本州、四国、九州などの水田や水路などに生育します。環境省RDBでは絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)に指定されていますが、水田や水路等では比較的目にすることの多い種類だと思います。ここでは山間部の放棄水田にシャジクモ C.braunii と一緒に生育していました。
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生殖器は各節に付き、雌器は複数付きます。また結実枝と不結実枝の分化は見られません。
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最終枝は2細胞からなり普通短縮していますが短縮しないものもあります、また終端細胞は細いトゲ状の円錐形で、この時期は脱落しているものが多いです。
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これは雌器です、上部の小冠と呼ばれる部分が他種よりも大きく、上列の細胞が下列より2~3倍長いのが本種の特徴のひとつで、これは類似種との区別点です。
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卵胞子は300μm色は栗色でらせん縁は浅く6本確認できます。
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卵胞子の表面模様は網目状ですが、焦点を少し変えると乳頭状~粒状模様にも見えます。
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Nitella furcata (Roxburgh ex Bruzelius)C.Agrardh
平成30年9月 兵庫県
by mst-ky | 2018-09-30 17:52 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback(1)

チョウジギク (キク科)

チョウジギク(キク科ウサギギク属)は氷河期の遺存植物といわれ、本州の日本海側と四国の深山の高原の湿地や渓流沿い、また日当たりの良い水が浸みだしているような斜面などに生育します。
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名前の由来は頭花の形が香料植物のチョウジの花に似ることによります。
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小花は両性の黄色の筒状花だけで舌状花はありません。また花柄には白く長い毛が密生します。
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Arnica mallotopus Makino
平成30年9月 京都府
by mst-ky | 2018-09-20 21:46 | 山地の植物 | Trackback

ホッコクアザミ (キク科)

ホッコクアザミ(キク科アザミ属)はハクサンアザミの変種とされていますが、総苞片の列数がハクサンアザミより多いことから独立種とする見解もあるようです。生育地は北陸から近畿地方の日本海側の比較的標高の高い場所です。
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頭花の柄はハクサンアザミと比べて比較的短いようです。
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総苞片は反り返ります。
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上部の茎葉は切れ込みはなく、下部に基部トゲ状の鋸歯があり少し茎を抱きます。
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下部の茎葉で、葉の下部のみに粗い切れ込みがあります。
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Cirsium matsumurae Nakai var. dubium Kitam.
平成30年9月 兵庫県
by mst-ky | 2018-09-20 20:36 | 山地の植物 | Trackback

ヤナギタンポポ (キク科)

ヤナギタンポポ(キク科コウゾリナ属)は北海道、本州中部以北、四国の標高が高く湿り気のある草地に生える多年草です。近畿地方では稀な植物で、現在確認されている生育地は1ヶ所のみです。
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名前にはタンポポがつきますが、タンポポ属ではなくコウゾリナ属です。
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茎葉は互生し、葉には少数の鋭い鋸歯があります。
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Hieracium umbellatum L.
平成30年9月 兵庫県
by mst-ky | 2018-09-19 20:44 | 山地の植物 | Trackback

ミズアオイ (ミズアオイ科)

ミズアオイ(ミズアオイ科ミズアオイ属)は北海道~九州の水田や河川縁、湿地等に稀に生える一年草で、葉の形がカンアオイの葉に似ていることからこの名前が付けられたようです。
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ここでは田んぼの用水路に生育していました。
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Monochoria korsakowii Regel et Maack
平成30年9月 滋賀県
by mst-ky | 2018-09-15 14:32 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

ゴキヅル (ウリ科)

ゴキヅル(ウリ科コギヅル属)は水辺に生えるつる性の一年草です。ここでは水路脇のヨシに絡みついて生えていました。
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花は雌雄別花で、これは雄花です。この株は咲き始めたばかりですが、花序の上部に雄花が房状に付き基部に雌花が1個付きます。
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Actinostemma tenerum Griff.
平成30年9月 滋賀県
by mst-ky | 2018-09-14 22:06 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

ナガバノウナギツカミ (タデ科)

ナガバノウナギツカミ(タデ科タデ属)は休耕田や本州、四国、九州の池畔、河畔など湿地に稀に生える一年草です。
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総状花序は頭状で淡桃色の小花を密に付けます。
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葉は卵状被針形~被針形で基部は矢じり型からほこ形で、両面とも毛がなく、また托葉鞘は長く切形なのが本種の特徴のひとつです。
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Persicaria hastatosagittata (Makino) Nakai
平成30年9月 滋賀県
by mst-ky | 2018-09-14 19:03 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

アズマカモメヅル (キョウチクトウ科)

アズマカモメヅル(キョウチクトウ科カモメヅル属)はコバノカモメヅルの青花品の多年草で、本州(関東、中部、近畿)の日当たりの良い湿地等の湿り気の多い場所に生育します。
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つる性植物で、近くの背の高い草本に絡みついて生育します。
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Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum f. albiflorum (Franch. et Sav.) H.Ohashi 
平成30年9月 福井県
by mst-ky | 2018-09-13 22:04 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback(1)

ヒメビシ (ヒシ科)

ヒメビシ(ヒシ科ヒシ属)は本州、四国、九州のため池や水路、湿地等に生育する一年草です。このヒメビシは全国的に減少しており、各都道府県のレッドデータブックでも絶滅度の高いランクに指定されているようです。
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ここでは干上がり気味の湿地に群生していました。
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Trapa incisa Siebold et Zucc.
平成30年9月 福井県
by mst-ky | 2018-09-13 21:54 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback

ミズトラノオ (シソ科)

ミズトラノオ(シソ科ミズトラノオ属)は本州、四国、九州の湿地やため池畔の生育する多年草で、ほふく茎を地表に横走させ群生します。
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ここでは日当たりの良い湿地の端で群生していました。
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 Pogostemon yatabeanus (Makino) Press
平成30年9月 福井県
by mst-ky | 2018-09-13 20:48 | 湿地・川沿いの植物 | Trackback